バクマン。

が 映画もまたむずい テンションの高い夢物語のような映画
トップに立って 衰えて打ち切られる まるでマンガのような映画
高校生の一年間の出来事が その後の人生を濃縮したような まるで
「MI:ローグネーション」の様な強度のシネマだ ようなだらけw

しかし奇妙なのは 少年ジャンプに代表されるリアルな固有名が出て
くるのに夢のように見えるのは外部がないからだ 家族がまったく
出て来ない ヒロインは早々に社会に出て主人公の外に常にいる
さて この映画に高校の校門は高校名は出て来ただろうか？
ひたすら二次元 そしてエクリチュール筆記の音 大島渚は
「忍者武芸帳」を軽く越えられてしまうだろう

染谷君の漫画のようなキャラ演技 主人公が病に倒れるのは おじさん
を反復する為なのだ それは通過儀礼としての出来事 プロの厳しさを
通し大人に向かうため映画的出来事だから 嘘のように治ってしまう
のだ リアリズムは利用され尽くす

この病気はマクガフィンでもあり あの病室の白眉のラブシーンのため
にもあるのだ 外光とカーテンと二人の切り返しだけで演出される
見事な美しいシークエンスで大根仁の才能がここに証される

ボクが今 現代映画の条件として やたら強調する仕切り直し この映画
が まさにあっけらかんと仕切り直しで終わるので 唖然としてしまう
この仕切り直しがあるからこそ この青春映画は現代映画なのである

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　高校生で漫画家を目指す若者が同世代の人気漫画家と作品のランキングで争う話。

　漫画業界の内幕を描いている作品であまり見たことのないモチーフなので、その時点で面白い設定の映画だと思いました。人気漫画雑誌の週刊少年ジャンプの世界を見ることができて面白かったです。漫画を描くシーンも漫画の書き割りをそのままやったような演出とかもあって盛り上がる部分の演出も楽しく見ることができました。

　ただ話のほうは求心力がなくて、主人公たちは天才高校生漫画家さんに勝つという目標を打ち出して漫画を描いていきますが、声優を目指す同級生のことが好きだうんぬんのシークエンスは話を停滞させてしまって退屈に感じてしまいました。面白い漫画つまらない漫画というのが映画の中で描くのが難しいからか、どうして主人公たちがライバルとの戦いに勝ったのか負けたのかがわからず、アンケートの結果が出ても感情移入してみることができないので盛り上がらずに終わってしまいました。

　主人公たちの家族がおじさん1人しかいなくて、主人公たちが学業をおろそかにして漫画を描くことに何も思わないのだろうか?　主人公が倒れて入院しても病院に現れないのは家庭が崩壊しているのだろうかとか心配してしまう主人公たちでした。

　同じ賞を争ったライバルたちが主人公たちに協力するというクライマックスも、漫画みたいな設定で熱くなれそうですが。ライバル漫画家がやってきて…、というので解決してしまうのもしれっと終わってしまって残念なクライマックスでした。

　小松菜奈ちゃんが美人さんなのとエンドクレジットが凝ってて面白かったのがよかった映画でした。

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痛快作品として観るにはよいと思いますが、原作と比べると表面的な作品です。


映像としてスタイリッシュに仕上げてあったり、映画にする上での昇華はよくされていて見応えあるかと思います。
2時間の中に青春劇が勢い良くぎゅっとつまってて、完成度は相当高いです。
EDが一番力入っているのでは？(笑)



ただ、原作も好きな人間としてはリアルさが薄くて気になります。
見ていて時間経過がよくわからないし、原作に比べかなりの奇跡的成功劇。
原作に忠実である必要はないと思いますが、リアルな漫画業界に切り込んだのが売りの作品だと思うので、そこに説得力がないのは冷めてしまいます（具体的には原作と違って編集部が頼りないし、信念を感じません）
川口太郎の死や病院のシーンも重く感じられなかったり、キャラがとても薄っぺらく感じてしまって感情移入できませんでした。
ストーリー盛り込みすぎて人間ドラマを入れるスキがちょこ〜っとしか取れなかった感じです。

最近の漫画の実写化の中では良い方だと思います！
…が個人的には許せなかったので★2

漫画が原作映画。原作は面白い作品でして、平成版まんが道とか言われるけど、ジャンプの王道漫画です。主人公がいてライバルがいて、初な恋愛があって・・・そしてそこに努力勝利友情が入る。まぁ、出来過ぎの話なんですね。だから、ちょっと読んでいると「うーーーん、この展開はなぁ・・・」と美化している部分も多いので現実味がなくなってしまうんです。作中で「この漫画面白い、最高！！」とかいうのが最後の方連発していって「今の時代、そこまで漫画では盛り上がらんやろ・・・」なんて思ったり・・・

で、この映画。だいたい原作漫画の映画化はどうなのかっていうのが多いんだけど、全体的にうまいことまとまっていて良かったです。ストーリーをだいぶ端折っている部分に批判があるかも知れませんが、まぁ、それは２時間でおさめるんだから仕方ない。バクマン。の本質の部分は残っていたから良いのではないでしょうか。役者さんたちはいい役者使っていてリアルさがあったのですが、高校生という設定はちょっと厳しいかな・・・あと、ヒロインがかわいくなかった・・・

それでも漫画の原作知らなくても、ジャンプは少し知っていたら「へぇ、そんな舞台なんだ」と思えて、かつそれなりの青春ドラマになっているので良い作品だとは思います。

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またもや原作の実写。
あまり期待してなかったんですが、それなりに面白かった。
続編ありそうな作りですね・・・

さてさて、原作好きにはかなり惨いストーリーでした。
原作の良い細やかな書き込みがほぼほぼ端折られていて残念。
原作知らない人には良いかも知れません。

この作品で一番残念なのが、真城最高（サイコー）と高木秋人（シュージン）のキャスティングが逆の方が良いのではないかな？ってところかな？
なんか原作のイメージとキャラが浮きまくり。
大事なサブキャラもいないし残念です。
棒読みのナレーションも少し痛い。

でも映像はシュールで綺麗でした。

人気のある原作の実写はある程度、興収が見込めるので昨今いっぱい作られる傾向にありますが、面白いのが少ない。
安易に作り過ぎな気がします。

本作は楽しめました。