TIME/タイム / ジャスティン・ティンバーレイク
TIME/タイム
/アンドリュー・ニコル
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全体の平均評価点: (5点満点)
(202)
解説・ストーリー
「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督が、人間の余命が通貨のように売買される近未来を舞台に、貧しい青年と大富豪の娘が繰り広げる逃避行の行方を描くSFサスペンス・アクション。主演はジャスティン・ティンバーレイクとアマンダ・セイフライド。老化を克服した近未来の社会。全ての人間の成長は25歳でストップし、以降の余命は体内時計が刻む残り時間によって設定されていた。富める者は永遠の命を享受する一方、貧しき者は早死にする残酷な世界。ある日、貧しい青年ウィルは、社会への不合理を目の当たりにして、システムを支配する見えざる敵に立ち向かう決意をする。そして富裕層が暮らす地区へと潜入したウィルは、大富豪の娘シルビアと出会うのだが…。
「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督が、人間の余命が通貨のように売買される近未来を舞台に、貧しい青年と大富豪の娘が繰り広げる逃避行の行方を描くSFサスペンス・アクション。主演はジャスティン・ティンバーレイクとアマンダ・セイフライド。老化を克服した近未来の社会。全ての人間の成長は25歳でストップし、以降の余命は体内時計が刻む残り時間によって設定されていた。富める者は永遠の命を享受する一方、貧しき者は早死にする残酷な世界。ある日、貧しい青年ウィルは、社会への不合理を目の当たりにして、システムを支配する見えざる敵に立ち向かう決意をする。そして富裕層が暮らす地区へと潜入したウィルは、大富豪の娘シルビアと出会うのだが…。
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「TIME/タイム」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督が、人間の余命が通貨のように売買される近未来を舞台に、貧しい青年と大富豪の娘が繰り広げる逃避行の行方を描くSFサスペンス・アクション。主演はジャスティン・ティンバーレイクとアマンダ・セイフライド。老化を克服した近未来の社会。全ての人間の成長は25歳でストップし、以降の余命は体内時計が刻む残り時間によって設定されていた。富める者は永遠の命を享受する一方、貧しき者は早死にする残酷な世界。ある日、貧しい青年ウィルは、社会への不合理を目の当たりにして、システムを支配する見えざる敵に立ち向かう決意をする。そして富裕層が暮らす地区へと潜入したウィルは、大富豪の娘シルビアと出会うのだが…。
「TIME/タイム」 の作品情報
「TIME/タイム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
TIME/タイムの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR52296 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
70枚
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0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】TIME/タイム(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス) 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXXR52296 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
39枚
|
0人
|
1人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス)
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
TIME/タイムの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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FXBR52296 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
70枚
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】TIME/タイム(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス) 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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FXXR52296 |
2012年07月18日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
39枚
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス)
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ユーザーレビュー:202件
アマンダ・セイフリッドの目って、離れ過ぎてません?
昔読んだSF短編小説を思い出した。寿命を管理されたディストピアを描いた作品だったと思う。作者が誰で何に収録されていたのか、さっぱり思い出せない。けれど、テーマとしては、星新一さんがショートショートに書きそうなものだし、もしかしたら大勢のSF作家が同じテーマで作品を書いているような気がする。
――近未来、“時間”が通貨となった社会で、遺伝子操作によって全人類の寿命は25年と定められていた。人々は、文字通り労働によって“時間”を稼ぎ、蓄えの分だけ生き長らえる。
現実には、富裕層は25歳のまま生き続け、貧民層は“その日暮らし”だった。
貧民層で暮らすウィルは、或る日、バーで富裕層の男を助ける。 100年を越える“時間”を持った男だ。それをひけらかしていたのだ、いつ強盗に狙われるか分からない。何とか男を匿ったものの、翌日、男は自殺してしまう。そして、ウィルの腕には 100年の“時間”が移されていた。
しかし、ウィルの母親は、“時間”切れで彼の目の前で死んでしまう。そのことが、彼を或る“行動”に駆り立てることになる。
……というお話し。
まるで60年代後半のSF映画みたいだった。(溜息) 半世紀前なら兎も角、いまどき「これはないだろ」というのが本音である。敢えて、チープな映像を目指したのかも知れないが、奥行きのない薄っぺらなストーリー展開は、目を覆うばかりだ。
確かに、「時間が通貨」だとか、「25歳でエンプティ」、「稼がないと死ぬ」とか、発想は面白い。
でも、何かヘンだ。例えば 100年分の“時間”を持っているヤツが、25歳のまま 125年も生きるのって変じゃないか? 長く生きられることと、歳をとらないこととは根本的に違う。むしろ、正反対だ。歳をとらないのは“時間が止まる”ことで、長く生きることは“時間が流れる”ことだ。それを同じことのように描くのは、製作サイドが何も考えていないことの証左だと思う。(“時間が止まっている”ことは、病気もしなければ怪我もしないってことだ)
それに、それが富裕層と貧民層を分ける役割を果たしているとするならば、“時間”を稼げない貧民層がバタバタと死んでしまったら、どうやって富裕層の生活を支える?
そもそも就業年齢の人間が死んでしまったら、産業が成り立たないだろう。そう考えると、本作品はますます穴だらけだ。
それに 100万年分の“時間”を道端で不特定多数の人間に分け与えるのって危険じゃないか? その日暮らしを続けていた人間が大金を手にしたら身を持ち崩すに決まっている。本編中にも、主人公の親友は、10年分の“時間”を貰った後、 1年分の酒を飲んで死んでいる。なのに、主人公は奪った“時間”を配る。そんなことを美談にしてしまうことに、本作品の欺瞞を感じる。
実際、本編では何も変わらない。解決しない。主人公たちは“時間”の制約を受けながら、ボニーとクライドよろしく時間泥棒を繰り返す。体制を崩すことが彼らの目的ならば、明らかに方向性が違うだろう。
つまり、“時間”をチャージする機械を皆に分け与えたら、誰も死なない社会になって人類は瞬く間に衰退する。死なないことに不安を抱く人が急増し、自殺率が高まる。
誰も働かないから、生産力の落ち込みと反比例して“時間”の価値は急騰。あっという間にチャージはなくなり、寿命が尽きる。それは、体制ではなく、人間社会の崩壊である。(そして、誰もいなくなった)
独立系の弱小映画会社が、アイデア勝負の低予算映画として撮るなら理解出来るが、名前の売れている俳優を使って撮るような題材ではないと思う。
ダメだな、この作品。(嘆息)
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
国民国家の衰退
自分が面白いと思ったのは「タイムイズマネー」って話より、これが「国民国家の衰退」の話だってこと。
この作品世界、一見すると「労働者が資本家に搾取されている」って懐かしの(?)共産主義みたいに思えるんだけど、
そんな冷戦時代以前の考え方とは、また少し違うのではないかと思える。
これまでの資本主義はあくまでも国家主導で、国は自由競争による富の増大を奨励するとともに
富の再配分にも責務があって、格差是正と弱者救済を行っていた。
ところが今や金融市場原理のグローバル化は、「平等化・安定化」のシステムたる国民国家に脅威を及ぼしている。
硬直した国家は自由市場に学ぶべき点もあるけど、その一方で背負ってきた過去も担うべき未来も顧みず、
ただひたすら「現在」という時間軸の中でのみ機能する市場の原理は、刹那的な非情さを有している。
確実に言えることは、自由市場は貧富の差をとことん拡大させる、ということ。
この映画は、まさに現代社会が直面している「金融市場原理の世界化の脅威」に言及していて、
それに凌駕され、共同体たる国民国家がほとんど解体してしまった世界を描いているんじゃないかと思えた。
・・・なんか小難しいことを書いてしまったけど、国民国家と金融市場原理のハナシは
評論家の山崎正和氏の受け売りです(苦笑)。
あとはもうたくさんレビューが並んでるし、特に言うこともないかな。
あ、キリアン・マーフィーの「うっかりさん」ぶりには大爆笑。
みなさん残り数分、数秒ってカツカツ過ぎなのも、あんまりだわな。いくらボンビーでも生き死にの問題なんだもん、
もうちょっとやりくり上手になろうよ、って思っちゃうんですけど(苦笑)。
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時は命なり
投稿日:2013/04/20
レビュアー:こうさま
評価78点(100点満点)
「時は金なり」という言葉は昔から伝えられてきたが、本作では「時は命なり」なのである。
近未来遺伝子操作によって人は25歳から年をとらなくなり永遠に生きつづけられるという設定がなかなかユニークで面白いところ。
祖母、母親、娘が同じ年代の容姿をしているところが愉快でもある。
時間が通貨になり、各自が腕に持っている時計の時間が「ゼロ」になれば命つきる。この時間は人に与えることも奪うことも出来、貧困層が暮らす地域では一週間の時を持っていただけで
狙われることにもなるが何故か国はこうした犯罪を防止しようとはしない。
貧困層で育ったウイルは常に時に追われる暮らしで新たな時間を得られなければ一環の終わりとなる。しかし彼は少しでも時間があると他人に分け与える優しい青年でこうした社会構造を
なんとかしたいという理念をもっている。
本作の設定は富裕層は永遠の生を得ることが可能で、そのために多くの貧困層が犠牲になっているという究極の格差社会なのである。誰も死なないと人口が過剰になるため物価や税金を
上げると貧困層はお金すなわち時間キレで死んでしまうという理屈になっている。
スラム街にやってきた富裕層の男から100年超の時間をもらったウイルは富裕層の住むゾーンに移動してその生活ぶりを目の当たりにして社会構造の理不尽さをなんとか正そうと活躍すると
いうストーリー展開は楽しめる。アクションもあり恋もありと盛りだくさん。
人は永遠の生を得て本当に幸せなんだろうか。自身もまわりの人間も生涯同じ容姿で同じような生活環境が永遠に続くということが真の幸せと言えるのだろうか。
そんな議論をしてみたくなるような作品。
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腕相撲?
投稿日:2012/12/24
レビュアー:だっさん
なかなか面白く観ることができたんですが、欲を言えば、社会に隠されている政府の陰謀を暴くというような、もう少しスケールの大きな話にしてほしかった、と思います。ラストも、一応最悪のものを予想してたんですけど、予想に反して二人が死なないで良かったですが、もっと違う展開があったのでは、と思いました。時間=命、という素晴らしい発想で作られた作品なので、そのあたりは残念です。ただし、アクションも良かったし、ストーリーも良かったし、十分☆3つに値する作品だと思います。
自分の生命が残り時間に支配される、というのは、どんな感じなんでしょうか。生きるためにお金を稼ぐという、普通の社会とは、全く違うと思います。身体は丈夫なのに、自分の寿命がはっきり分かってしまう、というのは、考えただけでも恐ろしい。百年、千年と時間を持っている金持ちは違うでしょうか、その日暮らしの主人公たちは、自分の持ち時間(命)にビビりながら生活せざるをえないでしょう。本作の冒頭部分では、母親の死というシーンを描くことで、時間が命であるという恐ろしさを、上手く観衆に見せつけていたと思います。
25歳で老化が止まる、いつまで経っても夫婦は美男、美女のまま、というのも、それはそれで幸せなんでしょうが、なんか変な感じです。大体、50歳のオカンが、あんな別嬪やったら、若い息子は変な気を起こすんとちゃうかなあ、と思ったのは私だけでしょうか。
それにしても、ヒロインのアマンダ・セイフライドは別嬪ですね。結構期待の若手女優さんみたいですが、私が普段見ているジャンルの映画には、あまり出てないみたいで初見でした。あの大きな瞳は、非常に魅力的でした。
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思っていたのと違った・・・
投稿日:2012/08/04
レビュアー:きよまま
つまらなくはなかったけど、思っていた話とちがったので自分の中で違和感が・・・
もっとサスペンスフルで〜〜
謎に迫って〜〜
アクション満載で〜〜
って期待しすぎでしたね(笑)
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ユーザーレビュー
アマンダ・セイフリッドの目って、離れ過ぎてません?
投稿日
2018/04/22
レビュアー
みなさん(退会)
昔読んだSF短編小説を思い出した。寿命を管理されたディストピアを描いた作品だったと思う。作者が誰で何に収録されていたのか、さっぱり思い出せない。けれど、テーマとしては、星新一さんがショートショートに書きそうなものだし、もしかしたら大勢のSF作家が同じテーマで作品を書いているような気がする。
――近未来、“時間”が通貨となった社会で、遺伝子操作によって全人類の寿命は25年と定められていた。人々は、文字通り労働によって“時間”を稼ぎ、蓄えの分だけ生き長らえる。
現実には、富裕層は25歳のまま生き続け、貧民層は“その日暮らし”だった。
貧民層で暮らすウィルは、或る日、バーで富裕層の男を助ける。 100年を越える“時間”を持った男だ。それをひけらかしていたのだ、いつ強盗に狙われるか分からない。何とか男を匿ったものの、翌日、男は自殺してしまう。そして、ウィルの腕には 100年の“時間”が移されていた。
しかし、ウィルの母親は、“時間”切れで彼の目の前で死んでしまう。そのことが、彼を或る“行動”に駆り立てることになる。
……というお話し。
まるで60年代後半のSF映画みたいだった。(溜息) 半世紀前なら兎も角、いまどき「これはないだろ」というのが本音である。敢えて、チープな映像を目指したのかも知れないが、奥行きのない薄っぺらなストーリー展開は、目を覆うばかりだ。
確かに、「時間が通貨」だとか、「25歳でエンプティ」、「稼がないと死ぬ」とか、発想は面白い。
でも、何かヘンだ。例えば 100年分の“時間”を持っているヤツが、25歳のまま 125年も生きるのって変じゃないか? 長く生きられることと、歳をとらないこととは根本的に違う。むしろ、正反対だ。歳をとらないのは“時間が止まる”ことで、長く生きることは“時間が流れる”ことだ。それを同じことのように描くのは、製作サイドが何も考えていないことの証左だと思う。(“時間が止まっている”ことは、病気もしなければ怪我もしないってことだ)
それに、それが富裕層と貧民層を分ける役割を果たしているとするならば、“時間”を稼げない貧民層がバタバタと死んでしまったら、どうやって富裕層の生活を支える?
そもそも就業年齢の人間が死んでしまったら、産業が成り立たないだろう。そう考えると、本作品はますます穴だらけだ。
それに 100万年分の“時間”を道端で不特定多数の人間に分け与えるのって危険じゃないか? その日暮らしを続けていた人間が大金を手にしたら身を持ち崩すに決まっている。本編中にも、主人公の親友は、10年分の“時間”を貰った後、 1年分の酒を飲んで死んでいる。なのに、主人公は奪った“時間”を配る。そんなことを美談にしてしまうことに、本作品の欺瞞を感じる。
実際、本編では何も変わらない。解決しない。主人公たちは“時間”の制約を受けながら、ボニーとクライドよろしく時間泥棒を繰り返す。体制を崩すことが彼らの目的ならば、明らかに方向性が違うだろう。
つまり、“時間”をチャージする機械を皆に分け与えたら、誰も死なない社会になって人類は瞬く間に衰退する。死なないことに不安を抱く人が急増し、自殺率が高まる。
誰も働かないから、生産力の落ち込みと反比例して“時間”の価値は急騰。あっという間にチャージはなくなり、寿命が尽きる。それは、体制ではなく、人間社会の崩壊である。(そして、誰もいなくなった)
独立系の弱小映画会社が、アイデア勝負の低予算映画として撮るなら理解出来るが、名前の売れている俳優を使って撮るような題材ではないと思う。
ダメだな、この作品。(嘆息)
国民国家の衰退
投稿日
2013/08/30
レビュアー
ポッシュ(卒業)
自分が面白いと思ったのは「タイムイズマネー」って話より、これが「国民国家の衰退」の話だってこと。
この作品世界、一見すると「労働者が資本家に搾取されている」って懐かしの(?)共産主義みたいに思えるんだけど、
そんな冷戦時代以前の考え方とは、また少し違うのではないかと思える。
これまでの資本主義はあくまでも国家主導で、国は自由競争による富の増大を奨励するとともに
富の再配分にも責務があって、格差是正と弱者救済を行っていた。
ところが今や金融市場原理のグローバル化は、「平等化・安定化」のシステムたる国民国家に脅威を及ぼしている。
硬直した国家は自由市場に学ぶべき点もあるけど、その一方で背負ってきた過去も担うべき未来も顧みず、
ただひたすら「現在」という時間軸の中でのみ機能する市場の原理は、刹那的な非情さを有している。
確実に言えることは、自由市場は貧富の差をとことん拡大させる、ということ。
この映画は、まさに現代社会が直面している「金融市場原理の世界化の脅威」に言及していて、
それに凌駕され、共同体たる国民国家がほとんど解体してしまった世界を描いているんじゃないかと思えた。
・・・なんか小難しいことを書いてしまったけど、国民国家と金融市場原理のハナシは
評論家の山崎正和氏の受け売りです(苦笑)。
あとはもうたくさんレビューが並んでるし、特に言うこともないかな。
あ、キリアン・マーフィーの「うっかりさん」ぶりには大爆笑。
みなさん残り数分、数秒ってカツカツ過ぎなのも、あんまりだわな。いくらボンビーでも生き死にの問題なんだもん、
もうちょっとやりくり上手になろうよ、って思っちゃうんですけど(苦笑)。
時は命なり
投稿日
2013/04/20
レビュアー
こうさま
評価78点(100点満点)
「時は金なり」という言葉は昔から伝えられてきたが、本作では「時は命なり」なのである。
近未来遺伝子操作によって人は25歳から年をとらなくなり永遠に生きつづけられるという設定がなかなかユニークで面白いところ。
祖母、母親、娘が同じ年代の容姿をしているところが愉快でもある。
時間が通貨になり、各自が腕に持っている時計の時間が「ゼロ」になれば命つきる。この時間は人に与えることも奪うことも出来、貧困層が暮らす地域では一週間の時を持っていただけで
狙われることにもなるが何故か国はこうした犯罪を防止しようとはしない。
貧困層で育ったウイルは常に時に追われる暮らしで新たな時間を得られなければ一環の終わりとなる。しかし彼は少しでも時間があると他人に分け与える優しい青年でこうした社会構造を
なんとかしたいという理念をもっている。
本作の設定は富裕層は永遠の生を得ることが可能で、そのために多くの貧困層が犠牲になっているという究極の格差社会なのである。誰も死なないと人口が過剰になるため物価や税金を
上げると貧困層はお金すなわち時間キレで死んでしまうという理屈になっている。
スラム街にやってきた富裕層の男から100年超の時間をもらったウイルは富裕層の住むゾーンに移動してその生活ぶりを目の当たりにして社会構造の理不尽さをなんとか正そうと活躍すると
いうストーリー展開は楽しめる。アクションもあり恋もありと盛りだくさん。
人は永遠の生を得て本当に幸せなんだろうか。自身もまわりの人間も生涯同じ容姿で同じような生活環境が永遠に続くということが真の幸せと言えるのだろうか。
そんな議論をしてみたくなるような作品。
腕相撲?
投稿日
2012/12/24
レビュアー
だっさん
なかなか面白く観ることができたんですが、欲を言えば、社会に隠されている政府の陰謀を暴くというような、もう少しスケールの大きな話にしてほしかった、と思います。ラストも、一応最悪のものを予想してたんですけど、予想に反して二人が死なないで良かったですが、もっと違う展開があったのでは、と思いました。時間=命、という素晴らしい発想で作られた作品なので、そのあたりは残念です。ただし、アクションも良かったし、ストーリーも良かったし、十分☆3つに値する作品だと思います。
自分の生命が残り時間に支配される、というのは、どんな感じなんでしょうか。生きるためにお金を稼ぐという、普通の社会とは、全く違うと思います。身体は丈夫なのに、自分の寿命がはっきり分かってしまう、というのは、考えただけでも恐ろしい。百年、千年と時間を持っている金持ちは違うでしょうか、その日暮らしの主人公たちは、自分の持ち時間(命)にビビりながら生活せざるをえないでしょう。本作の冒頭部分では、母親の死というシーンを描くことで、時間が命であるという恐ろしさを、上手く観衆に見せつけていたと思います。
25歳で老化が止まる、いつまで経っても夫婦は美男、美女のまま、というのも、それはそれで幸せなんでしょうが、なんか変な感じです。大体、50歳のオカンが、あんな別嬪やったら、若い息子は変な気を起こすんとちゃうかなあ、と思ったのは私だけでしょうか。
それにしても、ヒロインのアマンダ・セイフライドは別嬪ですね。結構期待の若手女優さんみたいですが、私が普段見ているジャンルの映画には、あまり出てないみたいで初見でした。あの大きな瞳は、非常に魅力的でした。
思っていたのと違った・・・
投稿日
2012/08/04
レビュアー
きよまま
つまらなくはなかったけど、思っていた話とちがったので自分の中で違和感が・・・
もっとサスペンスフルで〜〜
謎に迫って〜〜
アクション満載で〜〜
って期待しすぎでしたね(笑)
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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