ぼくたちの家族 / 妻夫木聡
ぼくたちの家族
/石井裕也
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(18)
解説・ストーリー
「川の底からこんにちは」「舟を編む」の石井裕也監督が、早見和真の同名小説を映画化した感動の家族ドラマ。母親の余命1週間という突然の宣告をきっかけに崩壊し始めた家族が、ぎりぎりのところで踏み止まり奇跡を信じて奔走する姿を丁寧な筆致で綴る。出演は妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三。郊外の一軒家に暮らす自営業の若菜克明とその妻で専業主婦の玲子には2人の息子がいた。大手電機メーカーに勤める長男の浩介は、結婚を機に家を離れて暮らしている。一方、大学生の次男・俊平は、都内で気ままなひとり暮らし。そんなある日、母に脳腫瘍が見つかり、医者からわずか1週間という余命宣告を受けてしまう。突然の事態に父も浩介もどうしていいか分からずうろたえるばかりだったが…。
「川の底からこんにちは」「舟を編む」の石井裕也監督が、早見和真の同名小説を映画化した感動の家族ドラマ。母親の余命1週間という突然の宣告をきっかけに崩壊し始めた家族が、ぎりぎりのところで踏み止まり奇跡を信じて奔走する姿を丁寧な筆致で綴る。出演は妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三。郊外の一軒家に暮らす自営業の若菜克明とその妻で専業主婦の玲子には2人の息子がいた。大手電機メーカーに勤める長男の浩介は、結婚を機に家を離れて暮らしている。一方、大学生の次男・俊平は、都内で気ままなひとり暮らし。そんなある日、母に脳腫瘍が見つかり、医者からわずか1週間という余命宣告を受けてしまう。突然の事態に父も浩介もどうしていいか分からずうろたえるばかりだったが…。
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「ぼくたちの家族」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「川の底からこんにちは」「舟を編む」の石井裕也監督が、早見和真の同名小説を映画化した感動の家族ドラマ。母親の余命1週間という突然の宣告をきっかけに崩壊し始めた家族が、ぎりぎりのところで踏み止まり奇跡を信じて奔走する姿を丁寧な筆致で綴る。出演は妻夫木聡、原田美枝子、池松壮亮、長塚京三。郊外の一軒家に暮らす自営業の若菜克明とその妻で専業主婦の玲子には2人の息子がいた。大手電機メーカーに勤める長男の浩介は、結婚を機に家を離れて暮らしている。一方、大学生の次男・俊平は、都内で気ままなひとり暮らし。そんなある日、母に脳腫瘍が見つかり、医者からわずか1週間という余命宣告を受けてしまう。突然の事態に父も浩介もどうしていいか分からずうろたえるばかりだったが…。
「ぼくたちの家族」 の作品情報
「ぼくたちの家族」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ぼくたちの家族の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
117分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED2387 |
2014年11月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
ぼくたちの家族の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
117分 |
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TCED2387 |
2014年11月21日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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ユーザーレビュー:18件
母の病で問題が続々と露出
「舟を編む」が数々の映画賞を受賞した石井裕也監督が、母親の病気をきっかけに、さまざまな問題に直面した家族が、再びひとつになっていく姿を描いた作品。
ごく平凡な一家の母・玲子(原田美枝子)は物忘れがひどくなり、病院で検査を受けると、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告されます。
玲子は認知症のようになり、家族にひた隠しにしてきた本音を吐露。病気のせいで子供がえりをし心の中に隠し持っていた今まで話すことがなかった家族への不満や本音をぶちまけます。平凡だと思っていた家族が、実はバラバラになってしまっていた家族の本当の姿を浮き彫りにしていて面白いです。
突然訪れた事態に父はショックのあまりに気が動転。社会人の長男は言葉をなくし、大学生の次男は平静を装おうとします。そして、母の発病をきっかけに、父は多額のローンを抱え、母はサラ金漬けという過酷な現実が次々とあらわになります。
家族がお互いのエゴをぶつけ合う中、2人はカルテとレントゲンを手にセカンドオピニオンを求めたり、不恰好ながらも奮闘する姿が頼もしいです。
追い詰められた長男と、次男は恥や外聞もかなぐり捨てて、本音でぶつかっていくことが良かったのだと思います。
突然、訳もなく、朝ジョギングを始める父親と並走する息子たちという場面を通して、この家族の微妙な変化を描いているのも面白いです。
家族とはともすると脆く壊れてしまうものだと思いますが、それでいて簡単にバラバラにはなれない。オーソドックスながら母の救済に向けて団結する姿がユーモアを交えて描いているのが良かったです。
シリアスな内容ながら、ありがちなお涙頂戴ものにならずに、後味は良かったです。
このレビューは気に入りましたか?
21人の会員が気に入ったと投稿しています
男たちへのエール
都心から遠く離れた住宅地の一戸建てに住む主婦玲子(原田美枝子)。
長男浩介(妻夫木聡)は家庭を持ち、次男俊平(池松壮亮)は大学生で家を出ていて、夫(長塚京三)とふたり暮らし。
最近の物忘れの酷さを本人も自覚していたが、
浩介の妻の両親との会食の席で、嫁の名前を間違えるという失態を起こす。
翌日連れて行かれた病院で受けた診断は、脳腫瘍でまさかの余命1週間。
家族の中心だった母親の突然の病気で、今まで隠されていた家庭のさまざまな問題が明るみに。
男3人の困惑ぶりには、「だから男ってだめなのよね〜。」と一瞬思ってしまいましたが、
決して仲がいいとはいえなかった3人が、問題の解決のために奮闘する姿は応援したくなりました。
なぜか突然ジョギングを始めた父親に並走するふたりの息子というシーンで、
石井監督の「あぜ道のダンディ」を思い出しました。
あの映画と同様に、これも石井監督の頼りない男たちへのエールなのだと思います。
特に、いい加減に生きてるように見えた次男が、根性みせてくれるところはよかったです。
ラッキーカラーは黄色、ラッキーナンバーは8!!ほんと、よかったね!!
ボケてるのか、それとも天然キャラなのか、境界がよくわからない母原田美枝子は、すっごいかわいかったです。
好評だった「舟を編む」に続き、今回もかなりオーソドックスな感じは受けましたが、
その中にも若い監督ならではの視点もあり、幅広い世代に受け入れられる作品になっていると思います。
難病ものにありがちなお涙頂戴なところがなかったのも好感。
次回作「バンクーバーの朝日」はいかに?
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
どんな家族にもそれぞれかけがえのない歴史がある
母親の病気を契機に顕になる家族の様々な問題を浮き彫りにしながら、平凡な家族それぞれのかけがえのない人生を描いていて、地味だけれど佳品です。事態は本当に深刻を極めるのだけれど、むやみに悲劇にはせず前向きで、ペーソスとユーモアを漂わせつつ、日々をしっかり生きるとはこういうことなのだと感じさせてくれる。
危機的状況に直面して完全にパラバラになってしまう家族もあれば、この映画に描かれたように紆余曲折しながらもむしろ絆が深まっていく家族もある。その違いはどこから生じるのだろうかと考えさせられるドラマだ。同じ状況になったとき、はたして私は逃げ出さず、真摯に事態に向き合えるだろうか。
自分の非力や至らなさをを素直に自覚し、欠点ばかりをあげつらうことなく相手の長所を率直に認め、お互いを尊重し合う。こうして家族が団結していくなかで、楽天的な次男の果たす役割は決して小さくなく(それも長男の存在があってこそなのだが)、池松壮亮が、次第に自覚し成長していく次男役を見事に演じている。
切望的な状況でも自ら努力し、必死になって頑張っていれば、人は信じてくれるし、助けてくれる人も必ずいる。捨てる神あれば、拾う神ありだ、人生なかなか捨てたものじゃない。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
涙が止まらない
妻夫木聡主演、共演原田美枝子、池松壮亮、長塚京三の「ぼくたちの家族」を見ました。
監督は「舟を編む」「川の底からこんにちは」の石井裕也です(てか、満島ひかりの旦那やし)
長男は結婚し、独立。次男は大学で下宿、夫は自営業で、妻は専業主婦という平凡な家族。
長男に子供ができ、相手の家族との食事会の時に、母玲子は、長男浩介の妻の名前を間違えたり、いきなり「私は家族がバラバラになるのがいやなの〜!!」と叫びだす。
様子がおかしいので、認知症かと疑った夫と浩介が、病院へ連れて行くと、手の付けられない大きな腫瘍が脳にできており、余命1週間と言われる。
呆然とする父と浩介。弟の俊平に連絡を取るが、全然、ショックを受けておらず、一言「うちは兄貴がひきこもりになった時から家庭はバラバラだったよ」
父に付き添いを頼むが1晩中、くだらない用事で浩介に電話をかけてくる。
妻に、入院費、出せるかと聞くと、「子供にお金がかかるのに、余分なお金は出せない、あんなに贅沢しているお義母さんたちに出せるお金はない、私は自分の家庭を守ることしか考えていない」という。
俊平が家の通帳を探ると、なんと母は、サラ金に300万の借金をしていた。
父の会社は苦しくて、今、6500万の借金があり、家のローンもまだ1500万残っている。
もし破産宣告すると、家のローンは、保証人になった浩介が被ることになる。
ストレスで気が狂いそうな浩介、
自分の顔も忘れてしまった母のために、「悪あがきしようと思う」という浩介。
セカンドオピニオンをしてくれる病院を探すことだった。
いや〜これ、マジ、なんかずーーーと泣いてた。最後まで泣いてた。
男が脆いこと、とか、浩介の妻の言うことにも一理あるし(妻には余命1週間とは言わなかった)
(ちょっとネタバレ)
ひょうひょうとしている俊平が泣くんですよ、最後に。もう、私もぼろぼろ。。
最後の最後の病院で、「頑張れよ」「タクシー代、あるか?」という医師に出会う。
もう、涙腺ゆるゆる
外へ出ると、ちゃんとタクシーを呼んでくれてある。もう、涙、とまらん。
こーゆーときって些細な親切が、しみるのよね。。。
遺書がでてくるのよ。母が父にあてた遺書。
「子供たちに迷惑をかけないように」
これって、子供には結構応えるんですよね〜
私もちゃんと遺言、しておこう。
延命治療無用とかね。
いい映画でした。
地味だからヒットしないと思われたのか、いきなり小さいシアターでしたよ。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
家族だからこそぎりぎりまで頑張れる
良いお話でした。
母親の認知症の始まりを疑って病院を受診したら、思いもよらぬ病に冒さてていることが判明、
それも「余命一週間」というあまりにも突然の告知。
会社経営がうまくいってない夫
妻のミユキが妊娠中であり、長男である責任感と優柔不断さが入り混じる長男
きままでお気楽を装う次男
母親の思いもよらない余命1週間に戸惑いながらも、現実を向き合おうとする家族。
その中で、今まで見えなかった様々な本質が見えてきます。
ぶつかり合いながらも見つけていく本当の答え。
生きることを諦めさせない強さを次第に見つけていく夫と息子たちの姿に感動しました。
決して諦めないこと、諦めたらそこで試合は終わり、そんなスポコンもののような爽やかな感動の残る作品でした。
(それにしても、長男の妻ミユキだけが鼻につくキャラで、いい年して「ミユキはね・・」という話し方にイラっとしました。)
石井監督最新作「バンクーバーの朝日」も妻夫木くん、池松くん、鶴見さんが出演してますね。
こちらもなかなかの秀作でした。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
母の病で問題が続々と露出
投稿日
2014/11/17
レビュアー
ミルクチョコ
「舟を編む」が数々の映画賞を受賞した石井裕也監督が、母親の病気をきっかけに、さまざまな問題に直面した家族が、再びひとつになっていく姿を描いた作品。
ごく平凡な一家の母・玲子(原田美枝子)は物忘れがひどくなり、病院で検査を受けると、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告されます。
玲子は認知症のようになり、家族にひた隠しにしてきた本音を吐露。病気のせいで子供がえりをし心の中に隠し持っていた今まで話すことがなかった家族への不満や本音をぶちまけます。平凡だと思っていた家族が、実はバラバラになってしまっていた家族の本当の姿を浮き彫りにしていて面白いです。
突然訪れた事態に父はショックのあまりに気が動転。社会人の長男は言葉をなくし、大学生の次男は平静を装おうとします。そして、母の発病をきっかけに、父は多額のローンを抱え、母はサラ金漬けという過酷な現実が次々とあらわになります。
家族がお互いのエゴをぶつけ合う中、2人はカルテとレントゲンを手にセカンドオピニオンを求めたり、不恰好ながらも奮闘する姿が頼もしいです。
追い詰められた長男と、次男は恥や外聞もかなぐり捨てて、本音でぶつかっていくことが良かったのだと思います。
突然、訳もなく、朝ジョギングを始める父親と並走する息子たちという場面を通して、この家族の微妙な変化を描いているのも面白いです。
家族とはともすると脆く壊れてしまうものだと思いますが、それでいて簡単にバラバラにはなれない。オーソドックスながら母の救済に向けて団結する姿がユーモアを交えて描いているのが良かったです。
シリアスな内容ながら、ありがちなお涙頂戴ものにならずに、後味は良かったです。
男たちへのエール
投稿日
2014/09/29
レビュアー
パープルローズ
都心から遠く離れた住宅地の一戸建てに住む主婦玲子(原田美枝子)。
長男浩介(妻夫木聡)は家庭を持ち、次男俊平(池松壮亮)は大学生で家を出ていて、夫(長塚京三)とふたり暮らし。
最近の物忘れの酷さを本人も自覚していたが、
浩介の妻の両親との会食の席で、嫁の名前を間違えるという失態を起こす。
翌日連れて行かれた病院で受けた診断は、脳腫瘍でまさかの余命1週間。
家族の中心だった母親の突然の病気で、今まで隠されていた家庭のさまざまな問題が明るみに。
男3人の困惑ぶりには、「だから男ってだめなのよね〜。」と一瞬思ってしまいましたが、
決して仲がいいとはいえなかった3人が、問題の解決のために奮闘する姿は応援したくなりました。
なぜか突然ジョギングを始めた父親に並走するふたりの息子というシーンで、
石井監督の「あぜ道のダンディ」を思い出しました。
あの映画と同様に、これも石井監督の頼りない男たちへのエールなのだと思います。
特に、いい加減に生きてるように見えた次男が、根性みせてくれるところはよかったです。
ラッキーカラーは黄色、ラッキーナンバーは8!!ほんと、よかったね!!
ボケてるのか、それとも天然キャラなのか、境界がよくわからない母原田美枝子は、すっごいかわいかったです。
好評だった「舟を編む」に続き、今回もかなりオーソドックスな感じは受けましたが、
その中にも若い監督ならではの視点もあり、幅広い世代に受け入れられる作品になっていると思います。
難病ものにありがちなお涙頂戴なところがなかったのも好感。
次回作「バンクーバーの朝日」はいかに?
どんな家族にもそれぞれかけがえのない歴史がある
投稿日
2015/01/10
レビュアー
hinakksk
母親の病気を契機に顕になる家族の様々な問題を浮き彫りにしながら、平凡な家族それぞれのかけがえのない人生を描いていて、地味だけれど佳品です。事態は本当に深刻を極めるのだけれど、むやみに悲劇にはせず前向きで、ペーソスとユーモアを漂わせつつ、日々をしっかり生きるとはこういうことなのだと感じさせてくれる。
危機的状況に直面して完全にパラバラになってしまう家族もあれば、この映画に描かれたように紆余曲折しながらもむしろ絆が深まっていく家族もある。その違いはどこから生じるのだろうかと考えさせられるドラマだ。同じ状況になったとき、はたして私は逃げ出さず、真摯に事態に向き合えるだろうか。
自分の非力や至らなさをを素直に自覚し、欠点ばかりをあげつらうことなく相手の長所を率直に認め、お互いを尊重し合う。こうして家族が団結していくなかで、楽天的な次男の果たす役割は決して小さくなく(それも長男の存在があってこそなのだが)、池松壮亮が、次第に自覚し成長していく次男役を見事に演じている。
切望的な状況でも自ら努力し、必死になって頑張っていれば、人は信じてくれるし、助けてくれる人も必ずいる。捨てる神あれば、拾う神ありだ、人生なかなか捨てたものじゃない。
涙が止まらない
投稿日
2014/10/26
レビュアー
じゃじゃまる
妻夫木聡主演、共演原田美枝子、池松壮亮、長塚京三の「ぼくたちの家族」を見ました。
監督は「舟を編む」「川の底からこんにちは」の石井裕也です(てか、満島ひかりの旦那やし)
長男は結婚し、独立。次男は大学で下宿、夫は自営業で、妻は専業主婦という平凡な家族。
長男に子供ができ、相手の家族との食事会の時に、母玲子は、長男浩介の妻の名前を間違えたり、いきなり「私は家族がバラバラになるのがいやなの〜!!」と叫びだす。
様子がおかしいので、認知症かと疑った夫と浩介が、病院へ連れて行くと、手の付けられない大きな腫瘍が脳にできており、余命1週間と言われる。
呆然とする父と浩介。弟の俊平に連絡を取るが、全然、ショックを受けておらず、一言「うちは兄貴がひきこもりになった時から家庭はバラバラだったよ」
父に付き添いを頼むが1晩中、くだらない用事で浩介に電話をかけてくる。
妻に、入院費、出せるかと聞くと、「子供にお金がかかるのに、余分なお金は出せない、あんなに贅沢しているお義母さんたちに出せるお金はない、私は自分の家庭を守ることしか考えていない」という。
俊平が家の通帳を探ると、なんと母は、サラ金に300万の借金をしていた。
父の会社は苦しくて、今、6500万の借金があり、家のローンもまだ1500万残っている。
もし破産宣告すると、家のローンは、保証人になった浩介が被ることになる。
ストレスで気が狂いそうな浩介、
自分の顔も忘れてしまった母のために、「悪あがきしようと思う」という浩介。
セカンドオピニオンをしてくれる病院を探すことだった。
いや〜これ、マジ、なんかずーーーと泣いてた。最後まで泣いてた。
男が脆いこと、とか、浩介の妻の言うことにも一理あるし(妻には余命1週間とは言わなかった)
(ちょっとネタバレ)
ひょうひょうとしている俊平が泣くんですよ、最後に。もう、私もぼろぼろ。。
最後の最後の病院で、「頑張れよ」「タクシー代、あるか?」という医師に出会う。
もう、涙腺ゆるゆる
外へ出ると、ちゃんとタクシーを呼んでくれてある。もう、涙、とまらん。
こーゆーときって些細な親切が、しみるのよね。。。
遺書がでてくるのよ。母が父にあてた遺書。
「子供たちに迷惑をかけないように」
これって、子供には結構応えるんですよね〜
私もちゃんと遺言、しておこう。
延命治療無用とかね。
いい映画でした。
地味だからヒットしないと思われたのか、いきなり小さいシアターでしたよ。
家族だからこそぎりぎりまで頑張れる
投稿日
2015/02/02
レビュアー
飛べない魔女
良いお話でした。
母親の認知症の始まりを疑って病院を受診したら、思いもよらぬ病に冒さてていることが判明、
それも「余命一週間」というあまりにも突然の告知。
会社経営がうまくいってない夫
妻のミユキが妊娠中であり、長男である責任感と優柔不断さが入り混じる長男
きままでお気楽を装う次男
母親の思いもよらない余命1週間に戸惑いながらも、現実を向き合おうとする家族。
その中で、今まで見えなかった様々な本質が見えてきます。
ぶつかり合いながらも見つけていく本当の答え。
生きることを諦めさせない強さを次第に見つけていく夫と息子たちの姿に感動しました。
決して諦めないこと、諦めたらそこで試合は終わり、そんなスポコンもののような爽やかな感動の残る作品でした。
(それにしても、長男の妻ミユキだけが鼻につくキャラで、いい年して「ミユキはね・・」という話し方にイラっとしました。)
石井監督最新作「バンクーバーの朝日」も妻夫木くん、池松くん、鶴見さんが出演してますね。
こちらもなかなかの秀作でした。
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(C)2013「ぼくたちの家族」製作委員会 ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。