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■生きる
(
1952年
/
日本
)
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ジャンル:
邦画:ドラマ
収録時間:
143分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
記番:
TDV2812R
レンタル開始日:
2004/04/09
在庫枚数:
47
1位登録者:
23
全予約者数を見る
※在庫枚数は全所有枚数を表示してます。
監督:
黒澤明
製作:
本木荘二郎
脚本:
橋本忍
小国英雄
黒澤明
小国英雄
撮影:
中井朝一
音楽:
早坂文雄
早坂文雄
出演:
志村喬
日守新一
田中春男
千秋実
小田切みき
藤原釜足
金子信雄
日守新一
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小田切みき
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イントロダクション:
癌で余命幾ばくもないと知った初老の男性が、これまでの無意味な人生を悔い、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走する姿を描いた黒澤明監督によるヒューマンドラマの傑作。市役所の市民課長・渡辺勘治は30年間無欠勤のまじめな男。ある日、渡辺は自分が胃癌であることを知る。命が残り少ないと悟ったとき、渡辺はこれまでの事なかれ主義的生き方に疑問を抱く。そして、初めて真剣に申請書類に目を通す。そこで彼の目に留まったのが市民から出されていた下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった……。
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■映画賞
ベルリン国際映画祭
1954年
ドイツ上院陪審賞
黒澤明
■レビュー
72件
のレビューが登録されています。
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命を懸けて
ナビ助
このレビュアーを
掲載日:2010/08/13
1人の会員が気に入ったと投票しています。
何事も事なかれ主義で日々をつつがなく暮らしてきた男が
死に直面したことで人生の意味に目覚め、市民の陳情の
解決を目指す。
お役所仕事の必殺技「たらいまわし」が炸裂。
誰も責任を取らず、前向きな姿勢のない窓口職員を相手に
「無言の圧力」で対抗する主人公。
志村喬の新境地。とくとご覧あれ。
このレビューへコメントする(0)
■
構成が見事です
<ネタバレ>
マリコ
このレビュアーを
掲載日:2010/07/24
1人の会員が気に入ったと投票しています。
後半の通夜の席の会話に挟まれた追悼シーンで真相があらわになっていく部分などは、「十二人の怒れる男」を思い出しました。
途中の車の間をよたよたと接触しそうになりながら道を横切るシーンも、「真夜中のカーボーイ」を思い出しました。
どのシーンも実に計算された無駄のない印象に残るもので、充実した二時間強で感動しました。
人間、普通に生きている時はどうしようもなくだらしないものです。それが普通という幸福で、そのまま天寿を全うしたとしても「何もしていなかった」という人はいません。
しかし、後に生きた証を残したいと願った瞬間から、その「生きる」というランクがグレードアップするのです。
小さな公園を作るために頑張った渡辺課長は、それが最後の仕事だからまさに命をかけてこの無償の仕事をしました。可愛い子供のような公園を見届けながら彼の心には多分「どうしてもっと早く気付かなかったのだろうか」という気持ちと「やり遂げて良かった」という気持ちが半ばしていたことでしょう。
あらすじのみを読めば教訓じみた話ですが、映像が素晴らしい。黒澤作品はそれ程好きではありませんが、この作品は私の心にぐっときましたねぇ。
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■
口べたな渡辺課長
<ネタバレ>
K&Bのママ
このレビュアーを
掲載日:2010/06/06
3人の会員が気に入ったと投票しています。
主人公の渡辺課長は「あの〜、その〜」と中々言葉が出てこない
この渡辺を演じる志村喬は、黒澤作品の常連とのことですが、とても良かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以下ネタバレ
真面目にお役所勤めを30年、最初の頃は、ミイラではなかったかもしれないが、いつの間にか毎日事なかれで、判子をつく日々。
とある、いっぱい飲み屋で、小説家と出会う。死ぬために持っていた薬が縁で小説家に身の上話をする。子供の冷たさをぐちるが、それには、同意しない小説家は、真面目一本で、遊びを知らない渡辺をパチンコ屋から、夜の社交場へ朝まで連れ歩く。
役所には、不似合いな若い娘が出てくる。ちょうど、渡辺課長が自分の病気が不治の病癌と知り絶望している時に、辞表に課長の判子を貰うために訪ねてくる。
彼女は、役所にいたら、死んでしまうと。それでも2年我慢したと告げる。この若い娘と一日過ごす。女物のストッキングをプレゼントしたり、昨日、教えてもらったパチンコ、映画にスケート。
このふたり、小説家と若い娘は、生き生きとしていた。
渡辺にはないものを持っていた。
死を直前にして、残りの人生を自分のできることを成し遂げて死のうと決心する渡辺。そして、公園を造る。
渡辺の通夜の席で、渡辺の最後の半年の行動について、役所の連中が、酔うほどにあーでもないこーでもないと好き勝手に語りだす。
そして、結論、渡辺課長は、公園造りの功績者であると。
翌日からは、何かが変わるのかというとそうではなく、何も変わらないお役所仕事。
ひとりの成し遂げた仕事である公園は、そこに存在するが、世の中は、早々変わらない。人々も。 観客もしかり。
でも、きっといつかという想いは私の胸に届きました。
このレビューへコメントする(3)
■
★4
ねむちゃん
このレビュアーを
掲載日:2009/11/03
0人の会員が気に入ったと投票しています。
暗い映画かと思ったら、いちいち笑えるシーンが多かった
おかげで退屈はしなかった
最後は回想の連続でなかなか終わらないので
映画を見終わる心の準備は先送りしましょう
このレビューへコメントする(0)
■
古い映画だけれど古くない
わかりん
このレビュアーを
掲載日:2009/10/02
0人の会員が気に入ったと投票しています。
私達の生活環境は変わったけれど
人間の本質というものは変わっていない。
「生きる」とはどういうことか?
ただ息をしていることが生きているということではない。
私は本当に生きているだろうか?
自分を省みる機会を得た。
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■
黒澤明のグランド・セントラル
<ネタバレ>
TOSIZO
このレビュアーを
掲載日:2009/07/20
0人の会員が気に入ったと投票しています。
「映画青年」だったはずの僕が、実はこの映画を今初めて観たと報告するのは、誠に情けない限りである。だが、歳若いあの頃の自分が「生きる」を見て、今と同じような感慨を持てたかどうか、いささか不安でもある。
以前から黒澤映画を何本か見ており、その映像の完成度にただ圧倒されてきた。対象は主に活劇についてであり、その巧妙さがどのような過程で生み出されて来たのかを考えることはなかった。
黒澤の代表作である「羅生門」と「七人の侍」の間に作られたこの映画こそ、前後2作をつなぎ、またその後の黒澤映画の傑作を生み出す結節点であったことを知った。
結論を先に述べると、そのエッセンスとは「ユーモア」「隠喩」「ラジカルさ」である。
「生きる」はメインテーマからは想像できないが、実にユーモラスに始まる。人を食ったようなナレーションから俳優の動作、ストーリー構成まで、ショート・コメディーを積み重ねるように映画全体が紡ぎ出されてゆく。それでなければ、この重苦しいテーマがエンターテインメントとして、つまりは商業映画として成立できるわけがない。逆にいえば、それを可能としたところこそが黒澤の(脚本の)偉大さなのだ。
この映画にはさまざまな隠喩が登場する。主人公の心情を表現したり、ストーリーの行く末を示したり、重要な転回点を明示したりと、使われ方は多様だ。しかし、最も重要な、壮大なメタファーは映画の構造そのものである。
映像の流れが一筋の時間軸に沿って進むのではなく、観客が最も関心を持つであろうところを「証言者」たちの回想という形で分解し、統合していく。これは「羅生門」で用いられた「証言者」たちの告白がさらに事件を不明瞭にする、という構造を真逆に応用したものであることが興味深い。
それはさておき、このように表現することで、主人公・渡辺の寡黙さと行動の対比をより一層強調することになる。さらには、もしこの物語が一直線上に並べて語られていたら、これほどの緊張感、関係者の思いを表わせ得たであろうか?
人の生が死と直面すること、これほどラジカルなことは他にないだろう。ラジカルな状況に置かれたとき、人は自分自身がラジカルにならざるを得ない。
渡辺のラジカルさは生命的な方向へ、快楽の方向へ、願望の方向へ、そして最後に実在的な方向へと向かう。「羅生門」以前の黒澤映画を観ていないので、それ以前がどうであったか述べることができないことは不甲斐無いが、ラジカルさは「生きる」以降の黒澤の特徴となったように思える。というか、映画の、さらには表現物の面白さは結局「どれだけラジカルか」に尽きるようにも思える。
ここからは余談だが、過去の映画を見る楽しみのひとつは、懐かしい俳優に会えることである。「生きる」にはこれ以降の黒澤映画の常連たちが総出演している(三船敏郎を除く)。あの左卜全がこれまたラジカルに変容し、藤原鎌足は相変わらず姑息な役柄である。
個人的に嬉しかったのは、役所の女性職員役で小田切みきが出演していたことだ。小田切みきといえば、僕の世代にとってテレビ・ドラマ「チャコちゃん」のお母さんである。あら、こんなところでバッタリと。そんな懐かしさとともに、子供たちの無邪気な遊び声を聞きながらエンドマークに嗚咽するのであった。
このレビューへコメントする(0)
■
生々しい深さがあります
<ネタバレ>
霧隠才蔵
このレビュアーを
掲載日:2008/11/24
0人の会員が気に入ったと投票しています。
これは、いい映画です。
終盤、間延びしてから、粘って味わいをまた出します。
この歌を、この人に歌わせる。
そういう監督の気持ちが伝わってくるようです。
このレビューへコメントする(0)
■
昭和のにおい
<ネタバレ>
TOMY
このレビュアーを
掲載日:2008/09/29
4人の会員が気に入ったと投票しています。
黒沢作品、久しぶりに観ました。
昔の映画の独特のセリフ回しが、若い頃はどうしても馴染めなかったのですが、これはこれでとても味があります。
主演の志村喬さん、初めて観たと思いますが、すごい…。
気の弱い、物怖じばかりしてる初老の男性。
自分の死を意識し、恐怖と悔しさで混乱し、大粒の涙を流しているシーン、憂さ晴らしの仕方もわからなくて偶然出会った人に教えてもらって遊ぶシーン、その合間に現実を振り返ってしまったシーン、若い女性の生命力に憑かれてしまい追いかけ回すシーン、「生」に目覚めるシーン…。
その大きな目に、言葉少ないながらもすべてが映し出されていました。
誰もが毎日、「生きたい」ですよね。
どうしてなかなかそれができないのでしょう?
どんな状況の人も、そうは思うようには生き生きとできないものです。
それが、残された人々が命は続くにも関わらず、葬儀のシーンで奮起したのに、次の日には元通り、事なかれな日々を続けていくところが、完全に現実と同じでした。
主人公は、何かをやった!という思いを胸に、楽しそうに好きな唄を歌って亡くなっていった…というところは幸せだったと思います。
自分自身も健康を害しているので、いろいろ考えてしまいました。
実際には、今、何をしていいのかもわからないのですが…何度も思い出し、いっぱい考えて、何かを見つけたいと思います。
ほんとに昭和のにおいがいっぱいでした。土ぼこり、マナーの悪い喫煙、人々の会話も古いけど、日本ってアジアなんですよね。
つい格好つけちゃうけど、この時代ははっきりアジアのにおいがしたんじゃないかと思います。
生活は大変そうですが、今の私から見ると、しっかり「生きてる!」。
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■
黒澤明作品のもうひとりの主役、志村喬
もっち
このレビュアーを
掲載日:2008/08/27
1人の会員が気に入ったと投票しています。
黒澤明作品の主役といったら三船敏郎が代表格だが、もう一人はこの志村喬だろう。
「つまり..」「その..」を何回いうか、どうにも気の弱そうな市役所勤務30年の男。
遊び呆けるところなんかちょっと前に見たジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの「最高の人生の見つけ方」と比べてスケールの小ささと娯楽ジャンルの時代性に苦笑したw
児童公園を作ることに奔走した経緯が回想で語られていく作りも意表をつかれましたが、通夜振る舞い(精進落とし?)の席での酔っ払いたちの喋くりは加トちゃんもびっくりな演技でしたw
古い映画でよく見かける顔の志村喬。
おさえた演技で存在感たっぷりの名優ですね。
全く脈絡がないのですが香川照之ってそんなタイプかなと思ってます。
このレビューへコメントする(0)
■
生きる
<ネタバレ>
たけたん
このレビュアーを
掲載日:2008/07/26
0人の会員が気に入ったと投票しています。
もし自分が渡辺さんのように死の宣告を受けたら、一体どう行動するだろうか?
それは実際に自分が死の宣告を受けないと分からないのかもしれません。
この映画を観て、「自分も精一杯生きなければ!」「何かをやり遂げたい!」と強く思いました。
その気持ちを忘れてしまった、あの役所の連中にはなりたくないですね。
作品のレビューにはなっていませんが、本当に自分の生き方について考えさせられる映画です。
志村喬の目の演技に、最後まで全く目を離せませんでした。
素晴らしい作品です。
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