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まずはおてんばな少女がかわいい、『ロッタちゃん
はじめてのおつかい』ですね。 |
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はな |
ロッタちゃんのシリーズは、たまたまお仕事で観る機会があったんですけど、もともとこの映画が撮られたスウェーデンという国に興味があったので、そこの空気や生活ぶりがそのまま伝わってきて、いいなあと思ったんですね。
原作の絵本も、もちろん持っています。実は、本物のロッタちゃんにも会う機会があったんです。 |
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日本での公開は本国より数年遅れていたので、来日されたときにはもうすでに大きくなっていたんですよね? |
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はな |
わたしが会ったときは11歳だったかな。
映画に出てた頃に比べれば、かなり大きくなっていましたけど、かわいい女の子でしたよ。
映画の中とは違って、とてもはにかみ屋さんでした。 |
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印象的なシーンといえばどこになりますか? |
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はな |
ココアが大好きだというエピソードだとか、スウェーデンの家庭で食べるワッフルだとか、インテリアだとか、街並み、着ている洋服など、参考にすべきところがたくさんありました。 |
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お菓子に目をつけられるところが、はなさんらしいですね(笑)。 |
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はな |
やはりどうしても目が行ってしまいますね。
家に帰ってからすぐにココアを作って飲みましたから(笑)。
ワッフルはちょっと面倒だったので、作らなかったんですけど。 |
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ワッフルって手がかかるものなんですか? |
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はな |
ポイントカードをためて獲得した調理器があるんですけど(笑)、新品のソレを箱から出してくるのが面倒だったんです(笑)。 |
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次の『ポネット』も、母親を事故で亡くした4歳の少女が主役ですね。 |
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はな |
公開当時に映画館で観て、泣きましたよ。
それからは一度も観直していないんですけど、なんとなくそれぞれのシーンが記憶に残っているんです。
少女の表情が、まるで演技でないような自然な良さがあって、「幼いのに、こんな表情ができるなんて!」と驚きましたね。 |
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ベネチア映画祭の主演女優賞を最年少で獲ったほどですからね。※1 |
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はな |
フランス映画らしい、「死を受け入れること」というすごく重いテーマなのに、それを自然に演じてた彼女は本当にすごいなあと思います。
そのおかげで、寂しいけど、温かみのある映画になりましたね。
最後にはある奇跡(?)も起こりますし、単純に哀しみ一色の映画ではないんですよ。 |
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子どもが主役の映画って、かわいいポスターなどからして、ついつい目を引かれがちですよね。
はなさんは小さい子どもと付き合う機会ってありますか? |
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はな |
友達の子どもとはよく遊んだり、面倒見てあげたりしてますよ。楽しいですね。
子どもと付き合うコツは「あまり子ども扱いをしないで接すること」。
4歳くらいだったら、もういろんなことを口にすると思うので、こちらがハッと考えさせられるような発言があったりしてとてもおもしろいんです。
ポネットちゃんもそうですよね。 |