タクシードライバー / ロバート・デ・ニーロ
タクシードライバー
/マーティン・スコセッシ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(158)
解説・ストーリー
ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。
ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。
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「タクシードライバー」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。
「タクシードライバー」 の作品情報
「タクシードライバー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
タクシードライバーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語 |
英:ドルビーサラウンド |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10019 |
2003年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
4人
|
3人
|
【Blu-ray】タクシードライバー 製作35周年記念 HDデジタル・リマスター版(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
BRR10019 |
2011年11月29日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
1人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語
タクシードライバーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語 |
英:ドルビーサラウンド |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10019 |
2003年05月26日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
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4人
|
3人
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【Blu-ray】タクシードライバー 製作35周年記念 HDデジタル・リマスター版(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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BRR10019 |
2011年11月29日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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1人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:158件
ダメ男のバイブル!!故に俺のバイブル!!
この映画の見所は出腐敗した社会へのアンチテーゼでも、デ・ニーロのモヒカン姿でも、終盤の娼婦宿襲撃シーンでもない。トラヴィスのリアルなダメ男ぶりなのだ!この映画は自分が映った鏡をみるような気分だ。
女の扱い方を知らずにデートでポルノ映画観にいっちゃったり、わかりもしないのに彼女が好きなアーティストのレコードを買って良いって言ってみたり、女に振られても理由がわからなかったり、鏡の前で一人芝居してカッコつけたり、結局なにしていいのかよくわからなくなって暴走する…うわ〜、ホントにダメ男!
大して仲の良くない運ちゃん仲間に恋愛相談してヘコんでるし、振った女が支持してた大統領候補者を腹いせに襲撃しようとしたり、使い道なくなっちゃった銃を使うため娼婦の少女助けにいっちゃったり…ダメダメだ〜!!
でも、それがすんごくカッコイイ!!やっぱデ・ニーロ最高!!映像的にも凄くカッコいい!!特にジャクソン.ブラウンの「レイト・フォー・ザ・スカイ」をBGMにデ・ニーロがだるそうにTVを観てるシーンは凄く好き。
何かと難解、不条理、狂気とうたわれがちですが、そんなんじゃないですよ、この映画は。男のリアルな部分をスコセッシとデ・ニーロが見事に表現してみせたダメ男のバイブルです!!一生もの!!
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
ジューダス・プリ―ストのドラマーはスコット・トラヴィス!
ジューダス・プリ―ストの名盤『ペインキラー』。
商業性無視パワーメタル全開の楽曲が圧倒的な支持を受けたわけですが、
スコット・トラヴィスの技術的な貢献度も高かったように認識しています。
『ペインキラー』から、彼が在籍していた『レーサーX』なるバンドに興味を持った方も多かったように思います。
(ミスタービッグのポール・ギルバートが在籍していた点もあるかな?)
そして、以前からパワフルでテクニカルなプレイを目の当たりにすることで歓びを感じたファンも多かったはず。( ̄∇ ̄*)ゞ
私が役者ロバート・デ・ニーロをしっかり認識して鑑賞した作品は『アンタッチャブル』。(たぶん(・・。)ゞ)
彼の代表作を振り返っての鑑賞は、まず第一に見た目の印象のギャップに驚いてしまいました。
私の知っているデ・ニーロではないと。。。(・・。)ゞ
ところが、ベッツィに振られてからの暴走、銃撃戦のシーンになると、
私がよく見覚えのあるデ・ニーロそのものに! 表情・眼力・オーラ。。。
すごい役者さんですわ〜!w(゚o゚)w
彼が演じたトラヴィス。
自身の存在意義を求めて行動を起こしますが、どこに向かって走るかが重要ですね。
ただ、どっちに向かって走ろうが動かないよりはマシとも思える気持ちが幾らかあるのも事実。
一時期はイタリアのイメージを損ねたとバッシングを受けた時期もあったロバート・デ・ニーロも、今はイタリア名誉市民。
自分が正しいと考えた道を突き進めば、いずれは認めてもらえると信じたいですね。(*⌒∇⌒*)
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
鬱屈している若い男のバイブルとも言える物語
ロキュの69日連続レビューU その2
(ネタバレあり)
観に行ったきっかけは、当時「月刊PLAYBOY」に載った村上龍のレビューを読んで。
でも、初めて観たときの感想は、よくわからない映画。
それでもどこか惹かれるところがあって、名画座などで繰り返し観るうちにどんどんハマっていきました。 ぼくの場合、遅効性のハマり方の典型。
20歳代は「時計仕掛けのオレンジ」と並んで最もどっぷりとのめりこんでいました。
( 作品がではなく、今から考えるとその観かたがちょっと・・・・(^ ^ ; ; )
これは、鬱屈した若い男子の話です。 映画ポスターに使われているのは、ポケットに手をつっこみ、暗い顔でうつむいて歩く、主人公トラヴィスの姿です。
脚本家ポール・シュレーダーが若い頃、職がなく、借金に苦しみ、離婚して、恋人に振られて八方ふさがりだった時に、自分の人生を叩きつけて書いたシナリオ( 10日間で2つ書かれた草稿が基になっている)の作品化。
いまや言うまでもなく、ロバート・デ・ニーロの若い時期の代表作。
そしてマーティン・スコセッシ( 公開当時はスコルセーセの表記 )の代表作でカンヌ・グランプリ受賞作。
両者は名コンビと言われてますね。
トラヴィスのデ・ニーロにも自分を投影してしまいましたが、少女売春婦のジョディ・フォスター、当時13歳なのに、その存在感( アカデミー助演女優賞ノミネート )、サングラスを外した時の眼の美しさに魅了されました。
音楽は『市民ケーン』や多くのヒッチコック作品で知られるバーナード・ハーマン。 遺作となりました。
サントラ盤のLPレコード持っています。 鏡をみながらサントラ聴いて、あのセリフを入ったりしていたのだな・・・(^ ^ ; ; Part2
製作は、ジュリア & マイケル・フィリップス。
当時は夫婦だった若きプロデューサー・コンビで、本作と、『スティング』、『未知との遭遇』を作った二人。
トラヴィスは内側の回路がぶっこわれている男。 ごらんになる女子には、ワケわからなくてキモいだけかもしれない。
彼のキャラクターの説明にはベトナム戦争の帰還兵・戦争の傷跡が挙げられてきています。
たしかにそのとおりなんだけど、もう少し背景を考えると、脚本を書いたポール・シュレーダーの生い立ちが影響していると思います。
前にも書きましたが、彼は厳格なキリスト教徒の家に生まれ、初めて映画を観たのは18歳の時。
堕落すると思われてか観ることを禁じられていたのです。
初めて観てからはのめりこみ、結局兄のレナード( 『 ザ・ヤクザ 』『 太陽を盗んだ男 』)ともども映画の脚本家になってしまいますが、そういう家庭環境だったのですね。
ちなみにスコセッシも十代の頃は神父になろうか( あるいはマフィアになろうか 『 グッド・フェローズ 』)と思っていたといいます。
トラヴィスも田舎のそういう町に生まれ育ったのではないでしょうか。
ベトナム戦争でも傷ついたのはたしかだけど、60年代以降の時代の変化に、育ってきた価値観を揺さぶられる一方で、刷り込まれたものが強くて、都会の自由で享楽的な雰囲気にもなじめない。
たとえばトラヴィスは女性とどう接していいかわからない。 セックスの欲求と、一方でそれを愉しむことへの抵抗がある。 花のようなマドンナであるベッツィには劣情をあらわにして怒らせてしまい、少女娼婦のアイリスを、穢されてしまったイノセンスとして守ろうとする。
どう生きていいかわからない鬱屈した男。
日々あくせくと金を稼ぐが虚しく生気がないけれど、 銃を手に入れるや、俄然活力が出てくる。
でも手段は手に入れても、目的がわからない。 銃をぶっ放す目標探し。 誰にぶっぱなす ?
政治屋も、ヒモ野郎も、世の中を薄汚くしているクソ野郎には変わりがない・・・。
作品の解釈としては、事件は何も起さなくて、途中からはすべてはトラヴィスの妄想という観かたもありますね。
頭の中はエロの妄想でいっぱいなのに、女の子とまともに眼が合わせられない。
ぎこちなくて、キモいと思われる。
つまんない日常はオレ様の仮の姿。 変身してある日ヒーローになってやる・・・・
ベトナム戦争の後遺症の時代とは関係なく、今も昔も、国は違えど、そういう毎日がつまんなくて鬱屈している若いにいちゃんは多いと思う。 ぼくもその1人。
あそこに俺がいる。 あいつは俺そのもの。 トラヴィスはそんな若い男たちの分身なのです。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
孤独のデニーロ
本作は、圧倒的な映画マニアの支持を得ていた作品です。映画雑誌でもカルトコーナー(笑)で紹介されてました。
学生時代に興味本位で観たことがあります。しかし、何だか良く分らないシナリオで、何度も睡魔に襲われた思い出があります。
ベトナム帰りのタクシー運転手の独りよがりな正義感と行き当たりばったり的な暴走とでも言えばいいのかな。デニーロの風貌といい演技といい、なんとも言えない不気味さが漂います。キレそうでキレない危うさも。
僅か13歳か14歳で娼婦を演じたジョディ・フォスターの妖艶な演技は見所大ですが、肝心の本編は理解に苦しみましたね。
帰還兵といっても、大して活躍もしてないでしょう。学歴もなさそうだし、決して裕福な出身でもない。しがないタクシードライバー・トラヴィスの生い立ちが容易く想像できます。不眠に頭痛に・・・絶えずイラついているが、自分でもどうすることが出来ない。街も人もクズだ、汚いと言いながら、そういうトラヴィス自身もロクでもない人間だと思い込んでるんでしょうね。時折見せる奇妙な行動にも異常性を感じます。
女性を誘っても即フラれる。なんで女性を怒らせたのか理由さえ思いつかない。アホだ(笑
幼い娼婦に説教しても説得力ないし。当たり前だ(笑
鏡に写した自分の姿を見つめてるシーンは、ちょっとゾッとしました。銃を手に入れ、身体を鍛えて・・・今度は何をする気かしら?(笑
銃を持ち出して、大統領候補襲撃・・・でも失敗。世の中を浄化したかったのだろうか・・・
じゃあ、次は娼館襲撃。幼い娼婦を助け、自らも負傷し命からがら生還。自殺しようとしたら弾切れだった。なんじゃそれ!!(笑
少女娼婦を救ったと一躍ヒーローになったトラヴィス。自分をフッた女性が自分から近づいてきた。もうどうでもいいこんな女・・・サヨナラ・・・
劣等感から解放されて、トラヴィスは吹っ切れたのだろうか? とれとも、ひと時の優越感に酔いしれたのか?
今日も汚れた街で汚れた人を乗せて、孤独なタクシードライバーの日常は少しも変わることはない。
と、私の解釈はこんな感じでしたね。もう一度、観ようとは思いませんでしたね(笑
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
あのモヒカンはカツラだったのかぁ!!
その徹底した役作りから、かつて“デ・ニーロ・アプローチ”という言葉まで生んだデ・ニーロのこと、あのモヒカンも当然、自前だと何の疑いもなくず〜っと思っていた。
それが、「そういえばまだ観てなかったなあ」と観てみたDVD収録のメイキングドキュメンタリーで、初めてあのモヒカンが“カツラ”であったことを知り、軽くショックを受けてしまった。
それにしても、まあ、うん、巧く作ってあるわなあのカツラ。
と、何でこんなお茶を濁したようなことを書いているかというと、実際、本編についてはどう受け取ったらいいものか、正直未だによく整理できていないからなのであった。
ベトナム帰還兵である主人公トラビスは、何とかタクシードライバーの職に就く。
タクシーを流しながら、その車窓からニューヨークの街を眺める毎日。やがて少しずつ増幅してゆく、街に住む人々への蔑みにも似た嫌悪感。あるいは疎外感、孤独感、焦燥感、出所のわからない義憤のようなもの。そしてそれらは、一人の少女との出会いをきっかけに、ついに暴発する・・・。
本作は、この常人には到底理解しがたいトラビスの姿をメタファーとして(その当時の)社会を鋭く切り取っているのだ!なんて、言い切ってみるともしかしたらカッコいいのかもしれないけど、どうもそういう実感がない。
それよりもやはり、本作はただ単にジャック・トラビスという一人の“病んだ男”を淡々と描いてみせたという、そんな印象が強いし個人的にはそれでいいかなと思っている。
デ・ニーロの内に秘めた狂気を見事に体現した演技は『ゴッドファーザーPARTU』や『レイジング・ブル』とまでは言わずとも十分称賛に値すると思うし、当時12歳で娼婦役という難役を熱演したジョディ・フォスター、また長髪が何とも微妙なハーベイ・カイテルの貴重な姿が拝めるという意味からも一見の価値ありの一作であることは間違いないですしね。
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ユーザーレビュー
ダメ男のバイブル!!故に俺のバイブル!!
投稿日
2005/08/04
レビュアー
レビュアー名未設定
この映画の見所は出腐敗した社会へのアンチテーゼでも、デ・ニーロのモヒカン姿でも、終盤の娼婦宿襲撃シーンでもない。トラヴィスのリアルなダメ男ぶりなのだ!この映画は自分が映った鏡をみるような気分だ。
女の扱い方を知らずにデートでポルノ映画観にいっちゃったり、わかりもしないのに彼女が好きなアーティストのレコードを買って良いって言ってみたり、女に振られても理由がわからなかったり、鏡の前で一人芝居してカッコつけたり、結局なにしていいのかよくわからなくなって暴走する…うわ〜、ホントにダメ男!
大して仲の良くない運ちゃん仲間に恋愛相談してヘコんでるし、振った女が支持してた大統領候補者を腹いせに襲撃しようとしたり、使い道なくなっちゃった銃を使うため娼婦の少女助けにいっちゃったり…ダメダメだ〜!!
でも、それがすんごくカッコイイ!!やっぱデ・ニーロ最高!!映像的にも凄くカッコいい!!特にジャクソン.ブラウンの「レイト・フォー・ザ・スカイ」をBGMにデ・ニーロがだるそうにTVを観てるシーンは凄く好き。
何かと難解、不条理、狂気とうたわれがちですが、そんなんじゃないですよ、この映画は。男のリアルな部分をスコセッシとデ・ニーロが見事に表現してみせたダメ男のバイブルです!!一生もの!!
ジューダス・プリ―ストのドラマーはスコット・トラヴィス!
投稿日
2013/09/12
レビュアー
伝衛門
ジューダス・プリ―ストの名盤『ペインキラー』。
商業性無視パワーメタル全開の楽曲が圧倒的な支持を受けたわけですが、
スコット・トラヴィスの技術的な貢献度も高かったように認識しています。
『ペインキラー』から、彼が在籍していた『レーサーX』なるバンドに興味を持った方も多かったように思います。
(ミスタービッグのポール・ギルバートが在籍していた点もあるかな?)
そして、以前からパワフルでテクニカルなプレイを目の当たりにすることで歓びを感じたファンも多かったはず。( ̄∇ ̄*)ゞ
私が役者ロバート・デ・ニーロをしっかり認識して鑑賞した作品は『アンタッチャブル』。(たぶん(・・。)ゞ)
彼の代表作を振り返っての鑑賞は、まず第一に見た目の印象のギャップに驚いてしまいました。
私の知っているデ・ニーロではないと。。。(・・。)ゞ
ところが、ベッツィに振られてからの暴走、銃撃戦のシーンになると、
私がよく見覚えのあるデ・ニーロそのものに! 表情・眼力・オーラ。。。
すごい役者さんですわ〜!w(゚o゚)w
彼が演じたトラヴィス。
自身の存在意義を求めて行動を起こしますが、どこに向かって走るかが重要ですね。
ただ、どっちに向かって走ろうが動かないよりはマシとも思える気持ちが幾らかあるのも事実。
一時期はイタリアのイメージを損ねたとバッシングを受けた時期もあったロバート・デ・ニーロも、今はイタリア名誉市民。
自分が正しいと考えた道を突き進めば、いずれは認めてもらえると信じたいですね。(*⌒∇⌒*)
鬱屈している若い男のバイブルとも言える物語
投稿日
2012/06/10
レビュアー
ロキュータス
ロキュの69日連続レビューU その2
(ネタバレあり)
観に行ったきっかけは、当時「月刊PLAYBOY」に載った村上龍のレビューを読んで。
でも、初めて観たときの感想は、よくわからない映画。
それでもどこか惹かれるところがあって、名画座などで繰り返し観るうちにどんどんハマっていきました。 ぼくの場合、遅効性のハマり方の典型。
20歳代は「時計仕掛けのオレンジ」と並んで最もどっぷりとのめりこんでいました。
( 作品がではなく、今から考えるとその観かたがちょっと・・・・(^ ^ ; ; )
これは、鬱屈した若い男子の話です。 映画ポスターに使われているのは、ポケットに手をつっこみ、暗い顔でうつむいて歩く、主人公トラヴィスの姿です。
脚本家ポール・シュレーダーが若い頃、職がなく、借金に苦しみ、離婚して、恋人に振られて八方ふさがりだった時に、自分の人生を叩きつけて書いたシナリオ( 10日間で2つ書かれた草稿が基になっている)の作品化。
いまや言うまでもなく、ロバート・デ・ニーロの若い時期の代表作。
そしてマーティン・スコセッシ( 公開当時はスコルセーセの表記 )の代表作でカンヌ・グランプリ受賞作。
両者は名コンビと言われてますね。
トラヴィスのデ・ニーロにも自分を投影してしまいましたが、少女売春婦のジョディ・フォスター、当時13歳なのに、その存在感( アカデミー助演女優賞ノミネート )、サングラスを外した時の眼の美しさに魅了されました。
音楽は『市民ケーン』や多くのヒッチコック作品で知られるバーナード・ハーマン。 遺作となりました。
サントラ盤のLPレコード持っています。 鏡をみながらサントラ聴いて、あのセリフを入ったりしていたのだな・・・(^ ^ ; ; Part2
製作は、ジュリア & マイケル・フィリップス。
当時は夫婦だった若きプロデューサー・コンビで、本作と、『スティング』、『未知との遭遇』を作った二人。
トラヴィスは内側の回路がぶっこわれている男。 ごらんになる女子には、ワケわからなくてキモいだけかもしれない。
彼のキャラクターの説明にはベトナム戦争の帰還兵・戦争の傷跡が挙げられてきています。
たしかにそのとおりなんだけど、もう少し背景を考えると、脚本を書いたポール・シュレーダーの生い立ちが影響していると思います。
前にも書きましたが、彼は厳格なキリスト教徒の家に生まれ、初めて映画を観たのは18歳の時。
堕落すると思われてか観ることを禁じられていたのです。
初めて観てからはのめりこみ、結局兄のレナード( 『 ザ・ヤクザ 』『 太陽を盗んだ男 』)ともども映画の脚本家になってしまいますが、そういう家庭環境だったのですね。
ちなみにスコセッシも十代の頃は神父になろうか( あるいはマフィアになろうか 『 グッド・フェローズ 』)と思っていたといいます。
トラヴィスも田舎のそういう町に生まれ育ったのではないでしょうか。
ベトナム戦争でも傷ついたのはたしかだけど、60年代以降の時代の変化に、育ってきた価値観を揺さぶられる一方で、刷り込まれたものが強くて、都会の自由で享楽的な雰囲気にもなじめない。
たとえばトラヴィスは女性とどう接していいかわからない。 セックスの欲求と、一方でそれを愉しむことへの抵抗がある。 花のようなマドンナであるベッツィには劣情をあらわにして怒らせてしまい、少女娼婦のアイリスを、穢されてしまったイノセンスとして守ろうとする。
どう生きていいかわからない鬱屈した男。
日々あくせくと金を稼ぐが虚しく生気がないけれど、 銃を手に入れるや、俄然活力が出てくる。
でも手段は手に入れても、目的がわからない。 銃をぶっ放す目標探し。 誰にぶっぱなす ?
政治屋も、ヒモ野郎も、世の中を薄汚くしているクソ野郎には変わりがない・・・。
作品の解釈としては、事件は何も起さなくて、途中からはすべてはトラヴィスの妄想という観かたもありますね。
頭の中はエロの妄想でいっぱいなのに、女の子とまともに眼が合わせられない。
ぎこちなくて、キモいと思われる。
つまんない日常はオレ様の仮の姿。 変身してある日ヒーローになってやる・・・・
ベトナム戦争の後遺症の時代とは関係なく、今も昔も、国は違えど、そういう毎日がつまんなくて鬱屈している若いにいちゃんは多いと思う。 ぼくもその1人。
あそこに俺がいる。 あいつは俺そのもの。 トラヴィスはそんな若い男たちの分身なのです。
孤独のデニーロ
投稿日
2011/03/26
レビュアー
エコエコアザラク
本作は、圧倒的な映画マニアの支持を得ていた作品です。映画雑誌でもカルトコーナー(笑)で紹介されてました。
学生時代に興味本位で観たことがあります。しかし、何だか良く分らないシナリオで、何度も睡魔に襲われた思い出があります。
ベトナム帰りのタクシー運転手の独りよがりな正義感と行き当たりばったり的な暴走とでも言えばいいのかな。デニーロの風貌といい演技といい、なんとも言えない不気味さが漂います。キレそうでキレない危うさも。
僅か13歳か14歳で娼婦を演じたジョディ・フォスターの妖艶な演技は見所大ですが、肝心の本編は理解に苦しみましたね。
帰還兵といっても、大して活躍もしてないでしょう。学歴もなさそうだし、決して裕福な出身でもない。しがないタクシードライバー・トラヴィスの生い立ちが容易く想像できます。不眠に頭痛に・・・絶えずイラついているが、自分でもどうすることが出来ない。街も人もクズだ、汚いと言いながら、そういうトラヴィス自身もロクでもない人間だと思い込んでるんでしょうね。時折見せる奇妙な行動にも異常性を感じます。
女性を誘っても即フラれる。なんで女性を怒らせたのか理由さえ思いつかない。アホだ(笑
幼い娼婦に説教しても説得力ないし。当たり前だ(笑
鏡に写した自分の姿を見つめてるシーンは、ちょっとゾッとしました。銃を手に入れ、身体を鍛えて・・・今度は何をする気かしら?(笑
銃を持ち出して、大統領候補襲撃・・・でも失敗。世の中を浄化したかったのだろうか・・・
じゃあ、次は娼館襲撃。幼い娼婦を助け、自らも負傷し命からがら生還。自殺しようとしたら弾切れだった。なんじゃそれ!!(笑
少女娼婦を救ったと一躍ヒーローになったトラヴィス。自分をフッた女性が自分から近づいてきた。もうどうでもいいこんな女・・・サヨナラ・・・
劣等感から解放されて、トラヴィスは吹っ切れたのだろうか? とれとも、ひと時の優越感に酔いしれたのか?
今日も汚れた街で汚れた人を乗せて、孤独なタクシードライバーの日常は少しも変わることはない。
と、私の解釈はこんな感じでしたね。もう一度、観ようとは思いませんでしたね(笑
あのモヒカンはカツラだったのかぁ!!
投稿日
2010/12/05
レビュアー
ぶわつ
その徹底した役作りから、かつて“デ・ニーロ・アプローチ”という言葉まで生んだデ・ニーロのこと、あのモヒカンも当然、自前だと何の疑いもなくず〜っと思っていた。
それが、「そういえばまだ観てなかったなあ」と観てみたDVD収録のメイキングドキュメンタリーで、初めてあのモヒカンが“カツラ”であったことを知り、軽くショックを受けてしまった。
それにしても、まあ、うん、巧く作ってあるわなあのカツラ。
と、何でこんなお茶を濁したようなことを書いているかというと、実際、本編についてはどう受け取ったらいいものか、正直未だによく整理できていないからなのであった。
ベトナム帰還兵である主人公トラビスは、何とかタクシードライバーの職に就く。
タクシーを流しながら、その車窓からニューヨークの街を眺める毎日。やがて少しずつ増幅してゆく、街に住む人々への蔑みにも似た嫌悪感。あるいは疎外感、孤独感、焦燥感、出所のわからない義憤のようなもの。そしてそれらは、一人の少女との出会いをきっかけに、ついに暴発する・・・。
本作は、この常人には到底理解しがたいトラビスの姿をメタファーとして(その当時の)社会を鋭く切り取っているのだ!なんて、言い切ってみるともしかしたらカッコいいのかもしれないけど、どうもそういう実感がない。
それよりもやはり、本作はただ単にジャック・トラビスという一人の“病んだ男”を淡々と描いてみせたという、そんな印象が強いし個人的にはそれでいいかなと思っている。
デ・ニーロの内に秘めた狂気を見事に体現した演技は『ゴッドファーザーPARTU』や『レイジング・ブル』とまでは言わずとも十分称賛に値すると思うし、当時12歳で娼婦役という難役を熱演したジョディ・フォスター、また長髪が何とも微妙なハーベイ・カイテルの貴重な姿が拝めるという意味からも一見の価値ありの一作であることは間違いないですしね。
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