MINAMATA―ミナマタ― / ジョニー・デップ
MINAMATA―ミナマタ―
/アンドリュー・レヴィタス
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(26 )
解説・ストーリー
伝説のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスが、3年に渡って日本に滞在し、公害病である水俣病に苦しむ人々を取材した実話をジョニー・デップ主演で映画化した伝記ドラマ。共演は真田広之、國村隼、美波。監督は画家や彫刻家としても活躍し、本作が長編監督2作目のアンドリュー・レヴィタス。1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する世界的写真家ユージン・スミスの前に日本語の通訳として現れた女性アイリーン。彼女は日本の水俣市で、工場から海に捨てられている有害物質が多くの人々を苦しめている現実を、あなたの写真で世界に伝えてほしいと訴える。水俣の惨状に心を痛め、現地での取材を開始するユージンだったが…。 JAN:4532612153455
伝説のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスが、3年に渡って日本に滞在し、公害病である水俣病に苦しむ人々を取材した実話をジョニー・デップ主演で映画化した伝記ドラマ。共演は真田広之、國村隼、美波。監督は画家や彫刻家としても活躍し、本作が長編監督2作目のアンドリュー・レヴィタス。1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する世界的写真家ユージン・スミスの前に日本語の通訳として現れた女性アイリーン。彼女は日本の水俣市で、工場から海に捨てられている有害物質が多くの人々を苦しめている現実を、あなたの写真で世界に伝えてほしいと訴える。水俣の惨状に心を痛め、現地での取材を開始するユージンだったが…。 JAN:4532612153455
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「MINAMATA―ミナマタ―」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
伝説のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスが、3年に渡って日本に滞在し、公害病である水俣病に苦しむ人々を取材した実話をジョニー・デップ主演で映画化した伝記ドラマ。共演は真田広之、國村隼、美波。監督は画家や彫刻家としても活躍し、本作が長編監督2作目のアンドリュー・レヴィタス。1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する世界的写真家ユージン・スミスの前に日本語の通訳として現れた女性アイリーン。彼女は日本の水俣市で、工場から海に捨てられている有害物質が多くの人々を苦しめている現実を、あなたの写真で世界に伝えてほしいと訴える。水俣の惨状に心を痛め、現地での取材を開始するユージンだったが…。 JAN:4532612153455
「MINAMATA―ミナマタ―」 の作品情報
「MINAMATA―ミナマタ―」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
MINAMATA―ミナマタ―の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
115分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
CPDP15441
2022年02月18日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
59枚
1人
0人
MINAMATA―ミナマタ―の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
115分
レイティング:
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レンタル開始日:
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2022年02月18日
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ユーザーレビュー:26件
ジョニー・デップが、水俣病を世界に発信した写真家を熱演!
投稿日:2022/01/31
レビュアー:アーモンド
2020年(アメリカ)。監督:アンドリュー・レヴィタス。 主役の写真家ユージン・スミス(1918年ー1978年)をジョニー・デップが 渾身の自然体で演じました。 水俣病とは、新日本窒素肥料(現・チッソ)という会社が、肥料を作る工程で使用した水銀の成分の 残量を工場廃液として熊本県の水俣湾に垂れ流していた。 水俣湾で獲れた魚介類を食べた人や猫に、激しい中枢神経疾患を引き起こした。 それが水俣病である。 1971年。有名だが落ちぶれてた写真家ユージン・スミスは、 日系の若い女性アイリーンから、 水俣病の取材と撮影を頼めないかとの依頼を受ける。 スミスは「ライフ誌」の編集長ロバート(ビル・ナイ)に掛け合い、 写真を掲載することを約束させる。 実際にスミスとアイリーンは来日して3年間の月日を水俣で過ごして、 住民とコミニュケーションをとり、 地域に溶け込んでいきます。 激しい麻痺症状の患者を撮影することは家族の同意が得られず難航します。 しかしユージン・スミスには水俣病患者への深い同情と共感があり、 家族を晒し者にしたがらない人々の、頑なな心を解きほぐして行きます。 彼は被写体の同意を得ずに撮影することは決してありませんでした。 思いやりと敬意を持って、シャターを押す人でした。 しかしながら、ユージン・スミスは欠点の多い人です。 アルコール依存症だし、妻子は捨てるし、借金まみれだし、どうしょうもないけれど、 「写真家は被写体を写すことで、自分の魂の一部を失う」 その魂の欠落が彼を苦しめていたのかも知れません。 「1000の言葉より、一枚の写真」 ユージンの「入浴する智子と母」の写真。 この一枚は水俣病の現実と恐怖そして摘発・抗議・・・ 全てを網羅してあまりある一枚です。 ジョニー・デップがこの役を演じたことと、監督・日本人俳優・スタッフ一同に、 敬意と感謝を捧げます。
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はい
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「 真実を偏見にさせよう 」
( ネタばれあり ) 画家で言えばダ・ヴィンチの「 モナリザ 」、ゴッホの「 ひまわり 」のように、報道写真家にもロバート・キャパ「 崩れ落ちる兵士 」沢田教一「 安全への逃避 」など代表作と言える作品があります。 ユージン・スミスの場合は水俣病を取材した「 入浴する智子と母 」であり、本作は彼がそれを撮るまでの日々を描いています。 所載されている写真集「 MINAMATA 」に感銘を受けたジョニー・デップが映画化を希望し、製作と主演を兼ね、監督にアンドリュー・レヴィタスを指名。 ユージンの元妻で写真集の共同著者で著作権を持つあったアイリーン・美緒子・スミスには、今までも水俣病の患者たちとその闘いの映画化のオファーは話はありましたが、重く難しい題材で実現しませんでした。 今回本格的な取り組みを見て、世界中の多くの人に伝えられるという期待と、事実を歪曲されないかとの不安もあったが、彼女は制作に協力することにしました。 ジョニー・デップも力演もさることながら、日本人キャストの真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼そしてアイリーン役の美波そして「LIFE」誌の編集長役のビル・ナイ( ジョニー・デップとは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで共演)がすばらしい。 撮影はブノワ・ドゥルーム( 『青いパパイアの香り』『こわれゆく世界の中で』など) 音楽は坂本龍一。 レビュータイトルの「 真実を偏見にさせよう 」というのは、ユージン・スミスが1971年に開いた回顧展のタイトル「 Let truth be the prejudice 」の日本語訳。 反語的表現ですが、人は誰しも主観的にものを見るものであり、完全に公正中立な客観性などありえないのに意識するあまり、ジャーナリストが対象に踏み込まず、おのれの視点や直観に責任を持つのをおろそかにすることへの戒めの言葉と思います。 写真集「MINAMATA」の冒頭の言葉。 In dedeication to those who do not take the past as proof against the future 「 過去の過ちをもって未来に絶望しない人々に捧げる 」という日本語訳は、修飾されたかなりの意訳だとは思いますが、本作を観て通じるものを感じます。 本作は、人生にも仕事にも、そして何より自分自身に絶望した一人の男の再生の物語でもあります。 いつもながら町山智浩氏のネットで読めるレビューでの解説は参考になりましたし、そこで紹介されていた石井妙子・著「魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣 」を読んでみたいと思います。
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水俣病で苦しむ住民たちに寄り添う写真家がいた
ジョニー・デップ、素晴らしかったです。 本物のユージン・スミスさん(写真ですけど)に良く似せています。 奥様(後に離婚)のアイリーンさんも綺麗な方で似ていますね。 実際には水俣に3年もの間暮らして写真を撮り続けたそうです。 写真は撮る方にも魂が移る だから敬意をもってシャッターを押すのだ、というユージンさん。 戦争中に負った傷の後遺症やアルコール中毒症でもあった彼が 水俣病で苦しむ住民たちに心を寄せていく様が感動的でした。 ライフ誌に掲載されたことで、企業側を動かした写真には 心が震えて、鼻の奥がツーンとなりました。 ユージンさんの魂が込められた渾身の一枚です。 世界にはどれだけ企業がもたらした公害が多いのかと 最後は絶句してしまいました。 地味な作品ではありますが 万人に見て頂きたい真摯な作品です。
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『バリアフリー日本語字幕』での鑑賞をオススメ致します。
< ストーリー > 写真家であるジーン♂の所へ、 富士フイルムのCM撮影でやって来たアイリーン♀。 彼女から『水俣病の写真を撮って欲しい』と頼まれたジーンは、 来日し、水俣で写真を撮り始めるのですが・・・。 ※ 熊本弁で ぼそぼそと喋るシーンも有るので、 普通の『日本語字幕』ではなく、『バリアフリー日本語字幕』での鑑賞をオススメ致します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 重いテーマの映画なので 最初は見るのを躊躇していましたが、 あまり暗くなり過ぎず、シンプルなストーリーで 見易い映画でした。 水俣病の事は もちろん学校で習いましたし、 水俣病患者の入浴写真も どこかで見た記憶が有ります。 けれど、それでも水俣病の事を 何も分かっていなかったのだと思い知らされました。 ちなみに、ジーンに怪我をさせた人達は、この映画を見て どう思っているのでしょうね? もちろん、会社の命令で やった事なのでしょうけれど・・・。 そして、昔も今も、国民が声をあげても無視するのに、 外国から批判されたら 慌てて対応する日本て・・・。
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問題を提起する【その2】
【その5】なぜ、写真集のデジタル出版よりジョニー・デップ主演映画なのか ユージン・スミスの「MINAMATA」という写真集は、高価で、図書館でもなかなか借りられませんが、この映画の前には閲覧は容易で、平日の午後に、ゆっくりソファで見ることができました。非常に重いということは、写真集のサイズが大きいということですが、この重さを感じるのも大切です。 一流の写真家の写真集は大きいですが、作家の紆余曲折の人生の描写などは書かれていません。写真の1枚1枚が作品であり、その1枚をどのように撮ったかは興味がありますが、そのとき写真家がどんな修羅場にいたか、などはどうでもいいことなのです。写真家は、どのカメラ、どのレンズ、昔はフィルムまで、撮影場・年月日・時刻を記録しているだけです。一流の写真家ほど正確に記録していることが分かっています。 ユージン・スミスの写真集を、デジタルで提供してほしいのは、図書館では待たねばならいこと、自分では一冊20000円を購買することが、まずできないこと、など、庶民条件があります。この映画をきっかけに写真家の未亡人が上手に配信してくれませんかね。 本作の中には、故ユージン・スミスの写真は、何枚出ているでしょうか。どうも、商売気がうずうず臭います。 【その6】映画の映像の蒼さへの違和感 この映画は、日本映画ではなく、米国映画であることを意識した。 蒼い映像は、抑圧、威圧を相互演出する。怪しいと思う。 なぜ、水俣の公害訴訟が、このように反日・韓国の「補償」にすり替わってしまうのでしょうか! 水俣病の患者で、作家の石牟礼道子(1927〜2018)の「苦海(くがい)浄土 わが水俣病」(1969)の言葉があります。 >「銭は1銭もいらん。そのかわり、会社のえらか衆の、上から順々に、水銀母液ば飲ん>でもらおう。上から順々に、42人死んでもらう。奥さんがたにも飲んでもらう。胎児性>の生まれるように。そのあと順々に69人、水俣病になってもらう。あと100人ぐらい>潜在患者になってもらう。それでよか」 これが「苦海」であり、「浄土」は、潜在患者が100人、1000人になっても、訪れない。 問題のすり替えは、大陸の人間は得意なので、翻弄されてはいけない。 水俣病のことは、日本の問題で、まだ解決はしていない、ということを知って、この映画を批判してほしいのです。ジョニー・デップなんて……問題外です。
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はい
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ユーザーレビュー
ジョニー・デップが、水俣病を世界に発信した写真家を熱演!
投稿日
2022/01/31
レビュアー
アーモンド
2020年(アメリカ)。監督:アンドリュー・レヴィタス。 主役の写真家ユージン・スミス(1918年ー1978年)をジョニー・デップが 渾身の自然体で演じました。 水俣病とは、新日本窒素肥料(現・チッソ)という会社が、肥料を作る工程で使用した水銀の成分の 残量を工場廃液として熊本県の水俣湾に垂れ流していた。 水俣湾で獲れた魚介類を食べた人や猫に、激しい中枢神経疾患を引き起こした。 それが水俣病である。 1971年。有名だが落ちぶれてた写真家ユージン・スミスは、 日系の若い女性アイリーンから、 水俣病の取材と撮影を頼めないかとの依頼を受ける。 スミスは「ライフ誌」の編集長ロバート(ビル・ナイ)に掛け合い、 写真を掲載することを約束させる。 実際にスミスとアイリーンは来日して3年間の月日を水俣で過ごして、 住民とコミニュケーションをとり、 地域に溶け込んでいきます。 激しい麻痺症状の患者を撮影することは家族の同意が得られず難航します。 しかしユージン・スミスには水俣病患者への深い同情と共感があり、 家族を晒し者にしたがらない人々の、頑なな心を解きほぐして行きます。 彼は被写体の同意を得ずに撮影することは決してありませんでした。 思いやりと敬意を持って、シャターを押す人でした。 しかしながら、ユージン・スミスは欠点の多い人です。 アルコール依存症だし、妻子は捨てるし、借金まみれだし、どうしょうもないけれど、 「写真家は被写体を写すことで、自分の魂の一部を失う」 その魂の欠落が彼を苦しめていたのかも知れません。 「1000の言葉より、一枚の写真」 ユージンの「入浴する智子と母」の写真。 この一枚は水俣病の現実と恐怖そして摘発・抗議・・・ 全てを網羅してあまりある一枚です。 ジョニー・デップがこの役を演じたことと、監督・日本人俳優・スタッフ一同に、 敬意と感謝を捧げます。
「 真実を偏見にさせよう 」
投稿日
2022/02/04
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり ) 画家で言えばダ・ヴィンチの「 モナリザ 」、ゴッホの「 ひまわり 」のように、報道写真家にもロバート・キャパ「 崩れ落ちる兵士 」沢田教一「 安全への逃避 」など代表作と言える作品があります。 ユージン・スミスの場合は水俣病を取材した「 入浴する智子と母 」であり、本作は彼がそれを撮るまでの日々を描いています。 所載されている写真集「 MINAMATA 」に感銘を受けたジョニー・デップが映画化を希望し、製作と主演を兼ね、監督にアンドリュー・レヴィタスを指名。 ユージンの元妻で写真集の共同著者で著作権を持つあったアイリーン・美緒子・スミスには、今までも水俣病の患者たちとその闘いの映画化のオファーは話はありましたが、重く難しい題材で実現しませんでした。 今回本格的な取り組みを見て、世界中の多くの人に伝えられるという期待と、事実を歪曲されないかとの不安もあったが、彼女は制作に協力することにしました。 ジョニー・デップも力演もさることながら、日本人キャストの真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼そしてアイリーン役の美波そして「LIFE」誌の編集長役のビル・ナイ( ジョニー・デップとは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで共演)がすばらしい。 撮影はブノワ・ドゥルーム( 『青いパパイアの香り』『こわれゆく世界の中で』など) 音楽は坂本龍一。 レビュータイトルの「 真実を偏見にさせよう 」というのは、ユージン・スミスが1971年に開いた回顧展のタイトル「 Let truth be the prejudice 」の日本語訳。 反語的表現ですが、人は誰しも主観的にものを見るものであり、完全に公正中立な客観性などありえないのに意識するあまり、ジャーナリストが対象に踏み込まず、おのれの視点や直観に責任を持つのをおろそかにすることへの戒めの言葉と思います。 写真集「MINAMATA」の冒頭の言葉。 In dedeication to those who do not take the past as proof against the future 「 過去の過ちをもって未来に絶望しない人々に捧げる 」という日本語訳は、修飾されたかなりの意訳だとは思いますが、本作を観て通じるものを感じます。 本作は、人生にも仕事にも、そして何より自分自身に絶望した一人の男の再生の物語でもあります。 いつもながら町山智浩氏のネットで読めるレビューでの解説は参考になりましたし、そこで紹介されていた石井妙子・著「魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣 」を読んでみたいと思います。
水俣病で苦しむ住民たちに寄り添う写真家がいた
投稿日
2022/02/03
レビュアー
飛べない魔女
ジョニー・デップ、素晴らしかったです。 本物のユージン・スミスさん(写真ですけど)に良く似せています。 奥様(後に離婚)のアイリーンさんも綺麗な方で似ていますね。 実際には水俣に3年もの間暮らして写真を撮り続けたそうです。 写真は撮る方にも魂が移る だから敬意をもってシャッターを押すのだ、というユージンさん。 戦争中に負った傷の後遺症やアルコール中毒症でもあった彼が 水俣病で苦しむ住民たちに心を寄せていく様が感動的でした。 ライフ誌に掲載されたことで、企業側を動かした写真には 心が震えて、鼻の奥がツーンとなりました。 ユージンさんの魂が込められた渾身の一枚です。 世界にはどれだけ企業がもたらした公害が多いのかと 最後は絶句してしまいました。 地味な作品ではありますが 万人に見て頂きたい真摯な作品です。
『バリアフリー日本語字幕』での鑑賞をオススメ致します。
投稿日
2022/02/21
レビュアー
ホラーは観ないKEN
< ストーリー > 写真家であるジーン♂の所へ、 富士フイルムのCM撮影でやって来たアイリーン♀。 彼女から『水俣病の写真を撮って欲しい』と頼まれたジーンは、 来日し、水俣で写真を撮り始めるのですが・・・。 ※ 熊本弁で ぼそぼそと喋るシーンも有るので、 普通の『日本語字幕』ではなく、『バリアフリー日本語字幕』での鑑賞をオススメ致します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 重いテーマの映画なので 最初は見るのを躊躇していましたが、 あまり暗くなり過ぎず、シンプルなストーリーで 見易い映画でした。 水俣病の事は もちろん学校で習いましたし、 水俣病患者の入浴写真も どこかで見た記憶が有ります。 けれど、それでも水俣病の事を 何も分かっていなかったのだと思い知らされました。 ちなみに、ジーンに怪我をさせた人達は、この映画を見て どう思っているのでしょうね? もちろん、会社の命令で やった事なのでしょうけれど・・・。 そして、昔も今も、国民が声をあげても無視するのに、 外国から批判されたら 慌てて対応する日本て・・・。
問題を提起する【その2】
投稿日
2022/02/20
レビュアー
ちゅく
【その5】なぜ、写真集のデジタル出版よりジョニー・デップ主演映画なのか ユージン・スミスの「MINAMATA」という写真集は、高価で、図書館でもなかなか借りられませんが、この映画の前には閲覧は容易で、平日の午後に、ゆっくりソファで見ることができました。非常に重いということは、写真集のサイズが大きいということですが、この重さを感じるのも大切です。 一流の写真家の写真集は大きいですが、作家の紆余曲折の人生の描写などは書かれていません。写真の1枚1枚が作品であり、その1枚をどのように撮ったかは興味がありますが、そのとき写真家がどんな修羅場にいたか、などはどうでもいいことなのです。写真家は、どのカメラ、どのレンズ、昔はフィルムまで、撮影場・年月日・時刻を記録しているだけです。一流の写真家ほど正確に記録していることが分かっています。 ユージン・スミスの写真集を、デジタルで提供してほしいのは、図書館では待たねばならいこと、自分では一冊20000円を購買することが、まずできないこと、など、庶民条件があります。この映画をきっかけに写真家の未亡人が上手に配信してくれませんかね。 本作の中には、故ユージン・スミスの写真は、何枚出ているでしょうか。どうも、商売気がうずうず臭います。 【その6】映画の映像の蒼さへの違和感 この映画は、日本映画ではなく、米国映画であることを意識した。 蒼い映像は、抑圧、威圧を相互演出する。怪しいと思う。 なぜ、水俣の公害訴訟が、このように反日・韓国の「補償」にすり替わってしまうのでしょうか! 水俣病の患者で、作家の石牟礼道子(1927〜2018)の「苦海(くがい)浄土 わが水俣病」(1969)の言葉があります。 >「銭は1銭もいらん。そのかわり、会社のえらか衆の、上から順々に、水銀母液ば飲ん>でもらおう。上から順々に、42人死んでもらう。奥さんがたにも飲んでもらう。胎児性>の生まれるように。そのあと順々に69人、水俣病になってもらう。あと100人ぐらい>潜在患者になってもらう。それでよか」 これが「苦海」であり、「浄土」は、潜在患者が100人、1000人になっても、訪れない。 問題のすり替えは、大陸の人間は得意なので、翻弄されてはいけない。 水俣病のことは、日本の問題で、まだ解決はしていない、ということを知って、この映画を批判してほしいのです。ジョニー・デップなんて……問題外です。
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