死霊のはらわた

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ホラー度満点!!! こ〜れを「サムライミー」が８１年に制作してたのか!!!

要は、山小屋で死霊に憑依された仲間との死闘を描いたホラーであるが
死霊の造形がエクソシスト？みたいで結構グロい。
逃げ場が無くじ〜っくり迫り来る恐怖。血だらけ。オカルト。
死霊とはいえ仲間を殺す心の痛み。
しかも姉を恋人を友人をバラバラに斬らないと死なないんだから・・。

ビッックリしたのが死霊が崩れていく手法！
何と！粘土で練った死霊を少しずつ時間をかけて崩して行く！
教育テレビの「ピングー」だっけ？粘土のペンギンが動くみたいな。
ＣＧの無い時代にそんな手法をホラーに用いるとは・・。
要するにスンゲー努力してるって事だ!!! 低予算だけに情熱が伝わって来るんだよ！

二度目の観賞かと思ったが絵ヅラに全く記憶が無い。どうやら初観賞。
８１年制作なだけに今となればツッコミ所は満載だが全て許せてしまう。
制作年数を会社によって８２、８３年って書いてるのはなぜだ？
WOWOWでは８１年。まぁいいや、パート２と３も絶対に観るぜい！

ぎっっっしりホラーを詰め込んだ宝石箱のような映画じゃぁ。納得。

公開当時、小学校へと続く田舎道にコレの上映ポスターが貼ってあった。
今のソフトパッケージのとは違う、死霊に憑かれて白目をむいたシェリルのドアップが、メインビジュアルだったんだよね。それがチョー怖いから、集団登校の生徒たちはみんな伏し目がち＆早足でポスターの前を通り過ぎたもんです。
こんな反応は、本作と『食人族』くらいだったなぁ。（あと、ちょっとエッチな映画のポスターは、“興味ない風”を装い通り過ぎるというパターンはあった）

で、実際に作品が観れたのは、中学生になってからだと思うんだけど、やっぱり怖かった。死霊に取り憑かれた後のメイクや声は恐ろしいし、血はドバドバ出るし。それに、あの地面ギリギリを猛スピードで疾走するようなカメラワークは、軽く悪夢に出るくらいインパクトがありました。

でも不思議と、どこかの年齢から笑える映画になっちゃう。冷静に観られるようになると、画ヅラのファニーさや、ちょこちょこコメディ風の「間」が差し込まれているのに気づくんですよね。血ドバドバも、かなり大げさでギャグ風味。長編デビュー作でありながら、紛れもなくサム・ライミのテイストです。

本作に比べると『悪魔のいけにえ』あたりの方が、よっぽど殺伐としてます。あちらはむしろスプラッターシーンなんてほとんど無いのに、いくら年齢が上がっても笑えません（当たり前か）。

もちろん、どっちも好きなんですけどね。
ただ今となっては、この映画を本気で怖がってた無垢さが、我がことながら少し羨ましくはあります。

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「スパイダーマン」シリーズでハリウッドのドル箱監督になったサム・ライミ監督が無名時代の若き日にこんな作品撮っていたのですね。

廃墟のような山小屋の地下室から古いテープレコーダーを発見、そしてそれに録音されていた奇妙な呪文を再生してしまったことから恐ろしい恐怖に見まわれます。

第一犠牲者の女性は、３人の中では一番美女が狙われました。
悪霊もやっぱり、美人が好きなんでしょうか？
ドキドキさせる展開と、これでもか？というスプラッターぶり。
血しぶきが、ドバドバ飛び散るし、内臓もタイトルの如き、グチョグチョと出てきます。
でも、良く見ると、バラバラになったゾンビの体が、あちこちで、ぴくぴくと痙攣しているところなど、よく考えたものだと感心してしまいました。
こんな細かいところまで考えた演出や、木にレイプされるなんて、ホラー好きな方は、笑ってしまうのでしょうが、免疫のない私は、笑えませんでした。

疾走しながらの映像。カメラが唸りを上げながら突っ走る映像は、普段あまりカメラを気にしない私でも、気付きました。あの撮り方は、面白いですね。
そして、音も面白かったです。
柱時計の振り子も大音量で鳴り響き、平屋造りの山小屋なのに、二階を歩く足音が「コツ、コツ」と聴こえてきたり、教会の鐘の音やら、ピンポンなんて、鳴り響いたり、いったいどこまで本気で撮っているものやら！なんて思ってしまいました。

脚本もライミ監督自身だし、製作総指揮としてライミ監督と、主演も兼ねている、ブルース・キャンベルも名を連ねています。
心から、笑えなかったものの、時折、笑えるシーンもあり、思っていたよりは、面白かったです。

怖いです。
痛いです。
気持ち悪いです。

ほんとにもう…でも、
今これを、初めて観ることができた私は幸せと思いました。

グルメなあれこれ食べ歩いても、珍味食べつくしても、
やっぱりご飯に梅干、味付け海苔、
そしてのりたま…
あー、やっぱりこれこれ。
ほっとする美味しさ。

観終わって、この爽快感。。。
体力ないのにフルマラソン、
全速力で走り抜けてしまいました。
内臓、汗びっしょりです。

カメラが上から下から、
落ちたり這ったり、疾走したりで、目が釘付け。
音楽がまたお化け屋敷風で、よかったです。
来るんですよね…
動きやリズムに乗って、音のほうから。
だからもう、逃げるしかないでしょう。

ほとんど立って観てました。

単純に懐古趣味を満たすものではありません。
時々、人として悪魔的行為をやめるシーンがあって、ほっとします。
愛する人をばらばらに平気で、できてはいけないのです。

ラスト、これでもかと死体（ゾンビ）を滅茶苦茶に
ぐちゃぐちゃにもう崩すとこ、つぶすとこないほど崩壊させてくれたので、
すっきりお安心できました。
…素晴らしい夜明けでした。

つづく？

根っからのホラー好きな私が「死霊のはらわた」を観たのは確か中学生くらいの事。

当時新婚ホヤホヤのいとこのおうちにお泊りに行き、まさか新婚さんの邪魔は出来ないので夜は別室で寝る事にした。
そこにはテレビとビデオデッキとビデオが数本。どれもホラー。
私のホラー好きはこのいとこの影響。

あ、これ観たかったんだ、と思い夜中に一人で観たのがこの「死霊のはらわた」

ホラー好きではあったけど、まだおこちゃまな私は布団から目だけ出して観た記憶が残っている。

が、しかし、肝心なストーリーはすっかり忘れていて、新しい映画を観た感覚。

でも、ひとつだけ覚えていた、白目むいたゾンビのあの奇怪な笑い声。

ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ〜〜〜〜〜！！！

これには参ったｗ

不気味さと愛らしさが共存してる様に思えたｗ


他の方も書いてらしたけど、カメラワークが凄いのね。
この時代でこんな取り方してたホラー映画ってありましたか？

素晴らしいですよ。

上から下からぐるりと回してみたり。ちょっと酔いそうにもなりましたがｗ

ラストなんか最高じゃないですか！


古き良きホラー映画ですな〜。