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レオナルド・ディカプリオ主演のミステリアス・アドベンチャー。自由を求めて未開の地へ冒険する主人公を通し、現実感を喪失した現代のリアルな若者像を浮き彫りにしてゆく。ロバート・カーライル共演。監督に「トレインスポッティング」のダニー・ボイル。刺激を求めてタイのバンコクへとやって来たリチャード。彼はそこで、地上の楽園と呼ばれる伝説の孤島の噂を耳にする。
製作年: |
1999年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE BEACH |
監督: |
ダニー・ボイル |
---|---|
製作: |
アンドリュー・マクドナルド 、 アンドリュー・マクドナルド |
出演: |
レオナルド・ディカプリオ 、 ティルダ・スウィントン 、 ヴィルジニー・ルドワイヤン 、 ロバート・カーライル 、 ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ 、 ギョーム・カネ 、 エレーヌ・ドゥ・フジュロール |
脚本: |
ジョン・ホッジ 、 ジョン・ホッジ |
原作: |
アレックス・ガーランド 、 アレックス・ガーランド |
撮影: |
ダリウス・コンジ |
音楽: |
アンジェロ・バダラメンティ 、 アンジェロ・バダラメンティ |
レオナルド・ディカプリオ主演のミステリアス・アドベンチャー。自由を求めて未開の地へ冒険する主人公を通し、現実感を喪失した現代のリアルな若者像を浮き彫りにしてゆく。ロバート・カーライル共演。監督に「トレインスポッティング」のダニー・ボイル。刺激を求めてタイのバンコクへとやって来たリチャード。彼はそこで、地上の楽園と呼ばれる伝説の孤島の噂を耳にする。
製作年: |
1999年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE BEACH |
監督: |
ダニー・ボイル |
---|---|
製作: |
アンドリュー・マクドナルド 、 アンドリュー・マクドナルド |
出演: |
レオナルド・ディカプリオ 、 ティルダ・スウィントン 、 ヴィルジニー・ルドワイヤン 、 ロバート・カーライル 、 ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ 、 ギョーム・カネ 、 エレーヌ・ドゥ・フジュロール |
脚本: |
ジョン・ホッジ 、 ジョン・ホッジ |
---|---|
原作: |
アレックス・ガーランド 、 アレックス・ガーランド |
撮影: |
ダリウス・コンジ |
音楽: |
アンジェロ・バダラメンティ 、 アンジェロ・バダラメンティ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語・英語・日本語吹替用 | :ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語/オリジナル :ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR19927 | 2002年12月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
119分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替用
音声:
:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語/オリジナル
:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
FXBR19927
レンタル開始日:
2002年12月09日
在庫枚数
9枚
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DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
119分 | 日本語・英語・日本語吹替用 | :ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語/オリジナル :ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR19927 | 2002年12月09日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
119分
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日本語・英語・日本語吹替用
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:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語/オリジナル
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FXBR19927
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ダニー・ボイル監督は比較されるのをイヤがっているようだが、やっぱりW・ゴールディングの『蠅の王』を思い出してしまう。無人島に不時着した少年たちが、大人のいないまったく自由な状況から自分たちで社会を形づくっていくお話。好きな時に食べて遊んでの動物のような生活の中で、しだいにプリミティブな狂気が出現してくるさまや、リーダーのひと声に考えもなく動いてしまう群集心理、しまいにゃ狩猟本能爆裂で仲間同士で死闘をくり広げてしまうという人間性の本質を鋭く描いた、なかなかコワーイ小説です。
で、肝心のこっちの映画。気ままな旅行者リチャード(レオナルド・ディカプリオ)が、異国で出会ったカップルと共に、秘密のビーチ=理想の楽園を探しに出かけるというもの。この作品のレオ様はひじょうにコスイ野郎で、ハッキリ言って、やな男ぉ〜。
で、お話のほうはと言えば、それで終わるんかい、というアララな結末に脱力するも、"社会と人間"なんてことを考えさせられた。主人公らが見出した楽園にはラブ&ピースの共同体ができているのだが、これが前述した『蠅の王』的な人間模様を見せ、おもしろい。『蠅の王』では最初は民主的リーダーが群れを統率していたが、ルール(制度)が未分化な前近代的社会では通用しなかった。で、狩猟班の専制的リーダーの台頭という軍事クーデターみたいなことが起こる。そういう意味で「ザ・ビーチ」で女王さま的なリーダーが上手いこと群れを収めていたのは、理にかなっている。表面的には結束しているかに見えるこの集団も、けっきょくは世のしがらみから逃れてきた現実逃避ヤロウたちの刹那的な集まりにすぎないので、みな共同体意識が薄い。器は伝統的な村落共同体でも、構成員は都会の群集のまま。そのくせ、誰と誰が寝たとかいうウワサ話があっという間に広がる、村社会はしっかりできているという始末の悪さ。ほんらい規範を内面化させるシステムとして機能するはずの"儀式"も、ここでは意味をなさない。腕におそろいの焼印を押して楽園の住民登録(?)をしたところで、そんなもんはただの"思い出"にしかならないのだ。このような、ともすればアノミー状態になりそうな"群集"を導くにはカリスマ・リーダーが必要だったと。
インターネットやビデオゲームといった、どこか実体のないヴァーチャルなものに囲まれて暮していたリチャードは、"リアルなもの"を求めて楽園を目指したのだが、自分自身が変わらなければ同じことだ。自給自足と言ってもレジャーの延長で魚獲ってるぐらいのものだし、米がなくなりゃ街に買いに出るわけだし。ヒマなときは持参したゲームボーイをピコピコやってる。こういうコンビニ体質が抜けないのは、他の住人たちも一緒。
そして、ひとたび"死"というリアリティがつきつけられると、みな拒絶反応をおこす(一人だけイイ奴もいるが)。死にかかっている仲間を、自分たちの楽しい気分に水をさして、とじゃま者扱いにする。けっきょく、彼らの理想の世界とは、痛みも悲しみも苦しみもないヴァーチャルな世界なのだ。楽しくなければ人生じゃないって?世の中そんなに甘くないゾというわけで、最後はしっぺ返しを受けるのだ。
後半、リチャードが一人で行動しているうちに狂気を帯びてくるくだりの描写も、コミカルだが恐ろしい。本当なら飢えとか孤独とか、こう、生命の根源的なところに迫るものがあってそれこそリアルな体験になるはずなのに、彼の場合サバイバル・ゲームになってしまって、ますますヴァーチャルな世界にはまっていく。
この物語の全体的な構造を、西欧諸国の周辺国にたいする植民地支配が、民族主義による抵抗で崩壊しました、という世界史的な読みで見る向きもいるかもしれないし、現地の農民のお情けで島に住まわせてもらって、しまいには追い出される西欧人という自虐的な設定が、植民地政策を推し進めた帝国主義のエクスキューズみたいでかえってヤな感じ、と思う人もいるかもしれない。私としては、辺境の地や自然=アウト・ドアっていうのも今やカタログ化されていて、いわゆるハイパーリアルで、世界全体がヴァーチャライズされていくことがグローバル化なのかい、と暗澹たる気分になってしまったのでした。ラストだってそういうことを示唆してるように思えたし。
お話はいろいろ考えさせられてそれなりにおもしろかったこの作品。映画としてどうかと言えば、ボイル監督はニール・ジョーダンの轍をふんでないかしらん、と余計な心配をしましたです。
故国イギリスで自分らしい小粋な小品を作ったほうが良くないでしょうかね・・・などと生意気ですが思いました。
このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
楽園を求めて、未開の地へ行ってみたら・・・
そこには快楽だけを求める人たちの社会が・・・
なんていう設定はなかなか興味深いです。
人間の汚い部分をこれでもかってくらい見せつけられる感じ。
人々が楽園と呼んでいるのは身勝手な人たちの擬似社会で
その場限りの快楽を追及する場でちっとも楽園なんかじゃ
なかった。
確かに景色は楽園と呼ぶにふさわしい美しさだけれど・・・
ディカプリオも変わった映画に出演したもんです。
楽園の不気味な女性リーダー、どっかで見たと思ったら
ナルニアの白い魔女じゃありませんか。
ここでも充分に魔女のような不思議な雰囲気で登場しています。
このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています
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ユーザーレビュー:103件
投稿日
2007/09/10
レビュアー
ポッシュ(卒業)※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ダニー・ボイル監督は比較されるのをイヤがっているようだが、やっぱりW・ゴールディングの『蠅の王』を思い出してしまう。無人島に不時着した少年たちが、大人のいないまったく自由な状況から自分たちで社会を形づくっていくお話。好きな時に食べて遊んでの動物のような生活の中で、しだいにプリミティブな狂気が出現してくるさまや、リーダーのひと声に考えもなく動いてしまう群集心理、しまいにゃ狩猟本能爆裂で仲間同士で死闘をくり広げてしまうという人間性の本質を鋭く描いた、なかなかコワーイ小説です。
で、肝心のこっちの映画。気ままな旅行者リチャード(レオナルド・ディカプリオ)が、異国で出会ったカップルと共に、秘密のビーチ=理想の楽園を探しに出かけるというもの。この作品のレオ様はひじょうにコスイ野郎で、ハッキリ言って、やな男ぉ〜。
で、お話のほうはと言えば、それで終わるんかい、というアララな結末に脱力するも、"社会と人間"なんてことを考えさせられた。主人公らが見出した楽園にはラブ&ピースの共同体ができているのだが、これが前述した『蠅の王』的な人間模様を見せ、おもしろい。『蠅の王』では最初は民主的リーダーが群れを統率していたが、ルール(制度)が未分化な前近代的社会では通用しなかった。で、狩猟班の専制的リーダーの台頭という軍事クーデターみたいなことが起こる。そういう意味で「ザ・ビーチ」で女王さま的なリーダーが上手いこと群れを収めていたのは、理にかなっている。表面的には結束しているかに見えるこの集団も、けっきょくは世のしがらみから逃れてきた現実逃避ヤロウたちの刹那的な集まりにすぎないので、みな共同体意識が薄い。器は伝統的な村落共同体でも、構成員は都会の群集のまま。そのくせ、誰と誰が寝たとかいうウワサ話があっという間に広がる、村社会はしっかりできているという始末の悪さ。ほんらい規範を内面化させるシステムとして機能するはずの"儀式"も、ここでは意味をなさない。腕におそろいの焼印を押して楽園の住民登録(?)をしたところで、そんなもんはただの"思い出"にしかならないのだ。このような、ともすればアノミー状態になりそうな"群集"を導くにはカリスマ・リーダーが必要だったと。
インターネットやビデオゲームといった、どこか実体のないヴァーチャルなものに囲まれて暮していたリチャードは、"リアルなもの"を求めて楽園を目指したのだが、自分自身が変わらなければ同じことだ。自給自足と言ってもレジャーの延長で魚獲ってるぐらいのものだし、米がなくなりゃ街に買いに出るわけだし。ヒマなときは持参したゲームボーイをピコピコやってる。こういうコンビニ体質が抜けないのは、他の住人たちも一緒。
そして、ひとたび"死"というリアリティがつきつけられると、みな拒絶反応をおこす(一人だけイイ奴もいるが)。死にかかっている仲間を、自分たちの楽しい気分に水をさして、とじゃま者扱いにする。けっきょく、彼らの理想の世界とは、痛みも悲しみも苦しみもないヴァーチャルな世界なのだ。楽しくなければ人生じゃないって?世の中そんなに甘くないゾというわけで、最後はしっぺ返しを受けるのだ。
後半、リチャードが一人で行動しているうちに狂気を帯びてくるくだりの描写も、コミカルだが恐ろしい。本当なら飢えとか孤独とか、こう、生命の根源的なところに迫るものがあってそれこそリアルな体験になるはずなのに、彼の場合サバイバル・ゲームになってしまって、ますますヴァーチャルな世界にはまっていく。
この物語の全体的な構造を、西欧諸国の周辺国にたいする植民地支配が、民族主義による抵抗で崩壊しました、という世界史的な読みで見る向きもいるかもしれないし、現地の農民のお情けで島に住まわせてもらって、しまいには追い出される西欧人という自虐的な設定が、植民地政策を推し進めた帝国主義のエクスキューズみたいでかえってヤな感じ、と思う人もいるかもしれない。私としては、辺境の地や自然=アウト・ドアっていうのも今やカタログ化されていて、いわゆるハイパーリアルで、世界全体がヴァーチャライズされていくことがグローバル化なのかい、と暗澹たる気分になってしまったのでした。ラストだってそういうことを示唆してるように思えたし。
お話はいろいろ考えさせられてそれなりにおもしろかったこの作品。映画としてどうかと言えば、ボイル監督はニール・ジョーダンの轍をふんでないかしらん、と余計な心配をしましたです。
故国イギリスで自分らしい小粋な小品を作ったほうが良くないでしょうかね・・・などと生意気ですが思いました。
投稿日
2008/08/19
レビュアー
ムーミンママ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
楽園を求めて、未開の地へ行ってみたら・・・
そこには快楽だけを求める人たちの社会が・・・
なんていう設定はなかなか興味深いです。
人間の汚い部分をこれでもかってくらい見せつけられる感じ。
人々が楽園と呼んでいるのは身勝手な人たちの擬似社会で
その場限りの快楽を追及する場でちっとも楽園なんかじゃ
なかった。
確かに景色は楽園と呼ぶにふさわしい美しさだけれど・・・
ディカプリオも変わった映画に出演したもんです。
楽園の不気味な女性リーダー、どっかで見たと思ったら
ナルニアの白い魔女じゃありませんか。
ここでも充分に魔女のような不思議な雰囲気で登場しています。
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