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『運動靴と赤い金魚』
は、運動靴を失くした小学生の兄妹が奮闘するイラン映画ですね。 |
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はな |
イラン映画は、流行り始めた時期にとても好きで観ていたんですけど、題名とかがなぜか覚えられなくて。
監督さんのお名前なんかも難しくて、わたしの中では皆「モハメッド」みたいになっちゃって(笑)。※2 |
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わかります(笑)。 |
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はな |
でも、イランって、わたしもそんな環境に住んだことがないし、一見、とても遠い国に思えるんですけど、子どもを通して国の現状を赤裸々に伝えてくるメッセージ性のある映画が多いんですよね。
観るとドシーンとくることがけっこうあります。 |
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イラン国内の検閲が厳しいので、児童映画の形に隠れてメッセージを訴える必要があったんですよね。生活の描写がとてもリアルです。 |
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はな |
妹は頑張り屋さんで健気な感じなんですけど、お兄さんはちょっとわがままなんです(笑)。
わたしにも弟がいますけど、そういう兄妹の関係性とか役割ってのが観ていておもしろくて…。妹のほうがしっかりしている兄妹って、わたしの周囲にも実際多いですよ。だから、そんな妹の健気さを応援したくなるんです。 |
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はなさんのところのご姉弟はどういう感じなのですか? |
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はな |
(弟よりも) わたしのほうがしっかりしていると思います。いくつになっても、その位置関係は変わりません(笑)。 |
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映画の中のお兄さんはわがままなところがあるとはいえ、大変な妹想いですよね。 |
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はな |
テストの点がよくて先生からもらった金のボールペンを、妹にプレゼントするシーンもありましたね。
そんなあまりベタベタじゃない兄妹の関係が、日本でも起こりそうなおもしろいエピソードを交えて紹介されていくので、たとえ国が違っても変わらない部分があるんだなあと思いながら観ました。 |
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マラソン大会で3着になると、妹のために欲しかった念願の運動靴が手に入るのですが…。 |
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はな |
それが頑張りすぎて1着になっちゃうんですよね(笑)。切ないなあ。 |
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次は、かつて人魚を見た少年が大人になってから再会し…という『スプラッシュ』ですね。
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はな |
泣けるし、笑えるし、なんかずっと心に残っている映画なので今回の10枚に入れたんです。
おとぎ話的なロマンティックなストーリーも好きなんですけど、なにより当時のトム・ハンクス※3
がすごく痩せてることに、今となっては驚いちゃいますね(笑)。 |
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トム・ハンクスは、この映画をきっかけにスターになっていきました。 |
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はな |
それに、今の時代ならばCGで容易に処理してしまえるような人魚の姿も、本当に生身の人間がヒレをつけて泳いだりしてるんです。それがCGなんかよりもリアルに見えるので、自分の目で観たときにはすごくびっくりしたんです。
人魚が本当にいるんじゃないかという気持ちにさせてもらいました。 |
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人魚の姿も、いやらしくない、きれいなヌードなんですよね。 |
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はな |
ダリル・ハンナ※4
がぴったりなんですよね。まさに人魚のイメージで。海って塩水だから、なかなか目を開けられないけど、『スプラッシュ』を観たあとはわたしも影響されちゃって、染みるのを我慢してなんとか開けようとしました(笑)。 |
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はなさんは、女優に挑戦しようというお気持ちはないのですか? |
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はな |
ないですね…今までも、これからも。けど、学生時代に演劇部で照明をやっていたことはあるんですよ。みんなで何かを作るというのが楽しかったんですけど、人前に出るのがちょっと苦手だったので、裏方でお手伝いということに…。
12年間一括のインターナショナルスクールだったので、照明を当てる役者さんも、小学生から高校生までと幅広かったですよ。 |