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次は、究極の母の愛がテーマともいえる『ダンサー・イン・ザ・ダーク』です。 |
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眞鍋 |
これも劇場で観て打ちのめされました。
最後の処刑シーンでは、目を覆いながら「(ショッキングな場面が)いつ来るの?いつ?」とハラハラしながらも、指の間からチラチラ覗いたりして。耳もふさいでましたよ。 |
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ホラー映画とかもダメなタイプですか? |
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眞鍋 |
絶対ダメですね! 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も、私にとっちゃギリギリのラインですよ。病気・貧乏・裏切り・死とか、涙満載で、不幸のオンパレードといった感じですからねえ。 |
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泣いてるときは、涙をハンカチで拭ったりしますか? |
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眞鍋 |
もう流しっぱなしです(笑)。その方が気持ちいいですから。 泣きたくて観ているところもあるかもしれないんで。
男女関係なく、皆さんも泣きたいときにはぜひこれを借りて観てくださいね。必ず泣けます! |
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『トゥルー・ロマンス』も、これはこれでかなり激しい愛のカタチですけれど。 |
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眞鍋 |
10代の時に初めて観て、去年もう一度観ました。
最初は「最悪な映画だなあ」と思ってたんですよ。主人公が麻薬に手を出したり、人を殺したりする悪者だったから感情移入がまったくできなくて。
でも、最近になって観直してみると、こういう悪事を働いてる部分の裏には、愛ゆえに…という部分もあるんだなあ、と。「ここまで激しい愛もアリね」って、今は。
最初に比べたら、そういうところが理解できるようになりましたね。 |
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考えようによっては、主人公は迷惑な男ですけどね(笑)。あいつのせいでヒロインは一緒にマフィアに追われて… |
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眞鍋 |
でも、うーん、まあとにかく、最後は生きてて良かった(笑)。 |
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本当はあのラストは夢だった、という設定らしいですよ。脚本上では。※3 |
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眞鍋 |
えーーーっ? ショックです! やめてくださいよ~、 聞かなきゃ良かった。 …けど、チョイ役のブラピがカッコ良かったから、まあいいや(笑)。 |